実は僕の見解は『コーヒーは嗜好品だし、飲む人の自由な飲み方でOKだし、カップ&ソーサーなんかもその人の飲みやすい配置でOK』だと思います。
しかし、お客様へお出しする時や、逆に訪問先でコーヒーを出された時なんかは基本を覚えておくと便利ですよネ・・・・ということで、今回は「コーヒーカップの配置~飲み方」の基本を書いてみようと思います。
いろんな専門書とかにいろんな説が書いてありますが、現在の基本は写真のようにカップの取っ手は左、スプーンの柄は右、角シュガーやシュクレはスプーンの上という配置になります。
これはスプーンのシュガーをそのままカップに入れて、左手で取っ手を押さえ、スプーンでかき混ぜるという作業がし易いことからこのような形になったと思われます。(時代光房さん、正解)
かき混ぜたら、スプーンはカップの向こう側に置き、カップの柄を右手で持って右周りにカップを回し、そのまま右手でカップを持って飲む。・・・これが基本の流れになります。
ではこのマナーは誰が初めたのか? 帝国ホテルが始めて、他のホテルがこれに習ったという説もありますが、真偽は定かではありません。またこの形はイギリス式とも言われ、紅茶のマナーがコーヒーのマナーに移行したとも言われてます。 これはヨーロッパのコーヒーは深煎りが主流の為、シュガー・ミルクを入れるのが前提の、なごりであり、現在はカップの取っ手もスプーンの柄も右に置く、アメリカ式もよく見かけます。
また、カップに模様がある場合は、取っ手に関係なくその模様を手前に向けるのがマナーとなります。
以上が基本的なマナーですが、最初に書いたように、自分で楽しむ場合は、どんな形であろうと自分のおいしい飲み方で飲めばOKです。
僕は昔、あるお金持ちのお宅に伺った時、そのお宅のおばあちゃんにコーヒーをご馳走になったことがあります。 そのおばあちゃんは応接間にコーヒーのセットと豆、それに手挽きのクラシック・ミルをトレイに入れて現れました。そしてミルでカリカリと丁寧に豆を挽き、ネルドリップでこれも丁寧に抽出し、マイセンのカップにゆっくりと注ぎ、「めしあがれ!」と言われ恐縮して戴いたんですが、ふとおばあちゃんを見ると、おばあちゃんは緑茶を飲む時の「湯飲み」にそのコーヒーを入れて、両手で包み込むようにして飲まれていたんです。
そして、「私は昔からコーヒーは湯飲みで飲むのよ!これが一番おいしいの!」と言われました。その時思いました!。
『おばあちゃん!おぬし、できるのォ~!』
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