そう、女が喜ぶ野と書いて嬉野(ウレシノ)・・・しかし、男が喜ぶ歓楽街でした。
いやいや、僕は我がママの引率で行きましたから、喜ぶようなところへは行ってません・・・・。
今回は、我がママが僕が知らないところで掛けていた郵貯の満期が来たとかなんとかで、すべて我がママ持ち!・・・・の予定だったんですが・・。
まぁ、とりあえず自宅から、車で約2時間強。
着いたお宿は、嬉野でも由緒正しい「蔓象閣 敷島」(バンショウカクシキシマ)
着いたら、まず抹茶のほのかな香りが何とも言えず美味しかった「敷島プリン」でお出迎えされました。
そして通されたお部屋は、
和洋2部屋にウッドデッキ付き。もちろん内風呂もついてます。
しかし、我がママがここを選んだ理由は・・・・・、
大浴場と大露天風呂、それとは別にいろいろな趣向を凝らした露天風呂が8つ。合わせて10個ものお風呂が楽しめるんです!
入りましたよ、お風呂!
1つのお風呂の滞在時間約10分!
とにかく数をこなそうと、露天風呂のハシゴです。
(前に阿蘇に行った時もこんな目にあったなぁ・・・。)
だんだん体がふやけてきても、なんのその!
我がママはますます露天風呂を全て制覇することだけが生き甲斐みたいになってました・・・。
ゆっくりしに来たのか、疲れに来たのか分からなくなって、僕は途中でリタイヤしました。
先に部屋に帰ってると、さすがの我がママも残すところ4風呂で湯疲れしてほふく前進で帰ってきました。
しかし、気力は薄れてないらしく
「明日は、7時から残りのお風呂に入るわよ!」
なんて言ってました・・・。
モデルさんは撮影のためタオルを使用しています。ご了承下さい。
最初のうちは入ったお風呂をデジカメに撮ってましたが、だんだん面倒になってきて止めちゃいました・・・・。
あっ、上の最後の画像は、日頃のご愛顧に感謝してのサービスカットです!
ホントだったら袋とじもんです。
2日目の朝、我がママはホントに朝7時にフロントに電話して、残りの露天風呂に入りに行きました。
この情熱が普段の仕事に出たら、今頃うちの店はスタバを超えてたでしょう・・・。
そしてお昼前、湯あたりしてフラフラの我がママを引っ張って宿を出ました。
そこから向かったのが 「有田ポーセリンパーク」、ここは有名な「有田焼」のテーマパークなんですが、
今は地元の酒造会社が買い取ってて、正面にお酒を中心としたお土産センターがありました。
中にはいると、有田焼のお土産やら、地元のお酒・焼酎が並んでます。
ぶらぶら見てたら、遠くから
「お嬢さん、お嬢さん、利き酒出来るよ~!僕に仕事させてよ~!」
なんて声が聞こえてきました。
見ると、初老のオジちゃんがお酒の前に立っています。
我がママは「お嬢さん」という如何にも典型的な客寄せの言葉に異常に反応して、引き寄せられるように、オジちゃんのところへ・・・。
そして、
「美人にはタダで利き酒させるよ~~」
という、これまた典型的なよいしょに、僕が行った時にはもう我がママは焼酎をストレートで試飲してました・・・。
そして、「あ~~、これ美味しい!オジちゃんこれ戴くワ」
なんてさっさと買ってました。
そしてオジちゃんが
「う~ん、お嬢さんは美人だから、1本2.200円のこの焼酎を2本で4000円でイイよ!」
なんて言われて、
「あっそう、じゃ~2本戴くワ」
・・・・・簡単に墜ちる客です・・・。
商売上手なオジちゃんと、すぐ墜ちた客。
結局、ここにはお土産を買いに来たようなもんで、お風呂の次にお酒にほろ酔い気分の我がママを車に放り投げて次に向かったのは、またまた嬉野に戻って「肥前夢街道」
ここは、施設全部が江戸時代にタイムスリップしたようなテーマパーク。
平日ということもあって、見物人はまばらでした。
中にはいると、まず忍者の扮装をしたおっちゃんから施設のご案内を受け、次にお代官様のお屋敷でその忍者さんのショー・・・・。
忍者さんがまず手に取ったのが、2つの小さなスダレ・・・。
そして、
「ここでクイズです!お客さん、これなんだか分かりますぅ?」
って言うんで、
「あ~あ、南京玉スダレですかぁ?」
って言ったら、
「えぇ~、お客さん、何で知ってるんですかぁ!よく分かりましたねぇ」
なんて言われて、忍者さんの♪あ、さて、あ、さて、あ、さては南京玉スダレ~という歌に合わせて、僕と我がママは手拍子。
忍者の扮装で南京玉スダレをするのは、世界中でココだけだそうです・・・。
この辺から少し・・・だけ怪しくなってきました・・・。
忍者さんの世界で唯一のショーが終わったら、お代官様のお屋敷の外へ・・。
そこでまたまた忍者さんからのクイズ!
「さて、この小さな釣り鐘!これは何でしょう?」
すかさず、
「火事を知らせるハンショウでしょ!」
って即答したら、
「えええ~~!!!、お客さん、またまた何で知ってるんですか?もしかしてお客さん、学者さんかなんかですかぁ?」
(いやいや、誰でも知ってるんじゃ~ないかと・・・・。)
まあ、とにかくウエルカムショーとして、楽しませて戴きました。
そして、施設の中へ・・・・・。
いろんな施設がありましたが、ちょっと割愛して・・・・・、
「顔出ししないなら、載っけていいわヨ」って言われた我がママの写真。
これって顔出ししなけりゃ~意味無いと思うんですが・・・。
フリーパス券で入ったんで、施設内のゲームは全てタダとのこと!
これは全部やらなきゃ~ってことで、弓矢・鉄砲・手裏剣・吹き矢と全部やりました。 その最後にやった吹き矢で僕は、な、なんとタテヨコ3cm四方くらいの「大当たりの的」に当ててしまいました!!
係の素浪人さんから
「おおお~~~、大当たりィ~~、豪華賞品が当たりましたぁ!!」
って言われて感激してたら、豪華賞品って・・・・・・おもちゃの刀でした・・・・ついでにおもちゃのピストルまで戴いて・・・・豪華だ・・。
やっと1周して入り口に戻ったら、聞き慣れた歌が聞こえてきました・・・。
♪あ、さて あ、さて あ、さては南京玉スダレ~
例の忍者さんがまたやってました・・・・。
まあ、ちょっと違った意味で楽しめました・・・・。
上から、フリーパス券代わりの小判のネックレス。
左は43°の焼酎「陶都 有田」、右は「豪華賞品」の刀とピストル。
そろそろ日も暮れてきて、玉スダレと吹き矢を満喫した僕らは、やっと家路に・・・。
運転のために焼酎を試飲出来なかった僕は、うちに帰ってすぐさま我がママが買った焼酎「陶都 有田」をいつものようにロックで一気に飲んでみました。
ドッッカ~~ン!!・・・・・・・。
とたんに喉の奥で、テポドンが爆発したかと思いました。
ホントマジで喉が破れるかと思いました。
パッケージを見てみると「43°」
昼間、普通に美味しそうにストレートで飲んでた我がママを思い出し、僕は彼女の限りない底力に身震いを覚えました・・・・・。
やっぱ、アイツは人間じゃ~ねぇ・・・。
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