『もしもし・・・。』 ・・・・・僕は静かに電話に出ました。
すると、ジュリーアンドリュースや、マライヤ・キャリーもまっつぁおな位の甲高い女性の声・・・・。
『こちらは熊本にあります結婚情報の▲◎●と申します。そちらにはお年頃のお嬢さんがいらっしゃると思いますが・・・ペラペラ・・・・ペラペラ・・・。』
そりゃ～まあ、うちには、お年前からお年頃、お年過ぎ、お年過ぎ過ぎ・・・までいろんなお嬢さんがいますが、なんか見合いの会社みたいだったんで、いっぱい説明させても悪いな～と思って、ジュリーアンドリュースさんの説明の途中で・・・、
『あ～、うちはいいですよ～！』・・・って言ったら、
さすが、音域の広いジュリーさん！今度はバーブ佐竹（古っ！）か、はたまた麒麟の川島ばりの低～いバリトンの声に豹変して、ものすご～くぶっきらぼうに、
『あ～、そ～ですか！』 の”か”が終わるか終わらないうちに、電話が切れました・・・。 ........
（ジュリーさんの普段のキーはこのバリトンだと思われますが・・・。）僕は、電話で急に別れを告げられた男みたいに”ツーツーツー”と切れた電話の受話器をしばらく持ったまま固まっていましたが、後になって無性に腹が立ってきて、会社調べて電話してやろうかと思いましたが電話代がもったいないんで止めました。
しかし、最近こんな電話がいっぱい掛かってきます。どこで調べたのか娘が受験生になったとたん、通信学習や、塾の電話が頻繁に掛かってきたり、成人式の前になると着物屋さんから電話が掛かってきたりします。
そう言えば、友達の奥さんから、お母さんが亡くなった時、悲しみに暮れていた時に料理屋さんや、葬儀屋さん、引き出物屋さんから頻繁に電話が掛かってきて、最後はキレた！・・・っていう話を聞いたことを思い出しました。
家を建てた時は、建築確認を申請して確認が降りたとたん、カーテン屋さん、ガス屋さん、植栽の庭屋さん、エクステリアの会社などなどから電話が掛かってきました。たいていは最後まで丁寧な営業さんが多いんですが、中には前出のジュリーさんみたいに、見込みがないと判ったとたん豹変するお方もけっこういます。
実は僕も昔、電話営業みたいなことやってたんですが、（けっこういろんなことやってます！）その時一番気を付けていたのは、電話の切り方でした！。自分から掛けたんですから、見込みが無くても最後は丁寧に切る！もちろん相手が切ったのを確認してから電話を切る・・・これが電話営業の基本だと思いますが、たぶんジュリーさんは会社で言われてるんでしょね～！
”受話器を置くな！ダメだったら左手でフックを切って、次に掛けろ～！”
でも僕みたいに懐の狭～い相手は、「なんだ、こいつは！この会社だけは利用しないゾ！」なんて逆にその会社をブラックリストに入れてしまいます。
結局、電話の切り方の感じが悪いと「うちの会社って感じ悪いでしょ～！」って逆効果の宣伝してるようなもんだと思うんですが・・。
好感の持てる電話営業は、なんかあった時に思い出したりします。そうなればすごい武器ですよね！。
２４時間テレビで欽ちゃんが言ってました・・・。
（人にやさしくしてたら、いつの間にか周りの人からやさしさをいっぱいもらってた・・・） ってね！。・・・・これって営業の・・・いや、人生の極意なんだろうな～！。
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は、しませんが
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................................................ふぅ・・・。
・・・・・・・・ふう～っ。
切っちゃってますが。。。
