今回の自撮りは今から20年程前の写真です。実家で撮った写真ですね。まだ40代ですね.....。私は若い頃の写真は、実家に置いてあったために。実家を勝手に処分された時に、写真も全て処分されてしまい。若い頃の写真はもう無いのですよね。此の写真は今や壊れて居る古いiPadで撮った写真です。写りは悪いですが、、これぐらいしかありませんよ。10代、20代、30代の頃の写真はありません・・・・・・・。(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
最近、何だか懐古趣味と言う訳では無いが、漫画月刊誌「ガロ」とか「幻燈」カセット・テープとかに又嵌って居ます。レコードもジャズのLP350枚とブルースのLP300枚程所有して居るので。今はレコード・プレイヤーと共にまだ200枚しか表に出しませんが、しかし押し入れには残りが入って居ますよ。出そうと思えば出せるので楽しみにして居ます。。。
今は本当に過去の物も通用するので・・・何でもありの時代ですよね。本やら漫画は結構しますし、今は生活保護の身なので。最早自由には、早々買えません。と言いながら大森荘蔵の哲学書を昨日買い込みましたけどね、、
以下、探したら出て来た。津野海太郎編集の「本とコンピューター」第2期です。今から、21年前の月刊雑誌ですね・・・。季刊誌でしたっけ、、第1期、8冊は、今は無き、笹塚にあった、古本屋の「一盛堂書店」に売りに行きましたっけ。6千円に成りました。。。第2期は処分はしません。今読み返しても色々と勉強になりますから・・・・。(๑>◡<๑)
「コショコショ、むかしばなし」
気が向いた時に少しずつ読むのに向いている本です。『小説すばる』に連載されたものを柱として、『本の雑誌』に掲載された数編を加えたものです。興味を惹かれるものもあって、この手の本は欲しい、あるいは読みたい本を探すのに向いている。ジョージ・マイクスとジョージ・ミケシュは表記が違うだけで同一人物だろう。本の世界をいろいろな部屋に例えて「狭いけど落ち着く部屋もあれば、広くてどこに何があるのかさっぱりわからない部屋もある。もう行き止まりか、読み尽くしたかと思ったところに隠し扉を見つけてしまい、さらに奥に引きずり込まれる」と言う思いが良く伝わって来る。本について書いてある本です。好きな本を見つけるには最良のガイド本ですね。。。。
そして懐かしの手塚治虫の文庫本です。
手塚氏はヒューマニストですが、どうも「鉄腕アトム」に代表されるように子供向けの漫画家だと誤解されて居る節がありますね。「ブラックジャック」などは有名ですが。エロスを正面から描いた漫画も結構沢山書いています。此処に挙げた「奇子」やら「空気の底」は近親相姦を扱った漫画です。また「ばるぼら」のように魔女とエロスを扱ったものやら。「きりひと讃歌」とか「アドルフに告ぐ」の様な、ハンセン病。政治ドラマを扱った物もあります。彼は1968年から1971年に掛けて、大人のアニメ「アニメラマ」と言う手法で大人向けのアダルト・アニメを虫プロで撮りました。俗に言う。アニメラマ「三部作」です。作品的には「千夜一夜物語」「クレオパトラ」「哀しみのベラドンナ」です。もっともベラドンナだけは手塚氏は関与していませんが。
千夜一夜物語
クレオパトラ - 手塚 治虫 (本編ノーカットで観られます) - Legendado
「哀しみのベラドンナ」です。私のglogでは幾度となく紹介していますが、今回もまた....
Trailer for Belladonna of Sadness (1973)
ところで、ヘルパーのおばさんがまた来たのですが、なんかニコニコして、にこやかに親切に丁寧に掃除だとかして居ました。そして「後から、主任の女の子が来るから」と言って居て、そしたら、主任さんが来て、ただ吃驚しましたよ🫢。なんかイメージが違ったからです。ヨウジヤマモトの服を着て、濃いめのつけまつ毛をして、真っ赤な口紅つけて。以前より美人に成って居たからです。そして二人でニコニコして話して来て、そしたらどうやら、僕が今から5年前に意識が無く成ったので。心配をまたしてくれて居る見たいなんですよね、、ヘルパーのおばさんが帰る時に一言「kiyasumeさんは前科があるから(倒れて意識が無くなった)...。」と言うのですよね。どうやら話を聞いた見たいですね。まあ、ちゃんとやってくれるのはいい事ですからね。だから良いのです・・・。しかしヨウジヤマモトの服は、また流行って居る見たいですよね。僕はヨウジヤマモトの服はYs'の古着のブレザー1着と、春秋用のコート1着しか持っては居ませんよ。あと持って居るのはヨウジヤマモトのに良く似て居るチェスターコートだとかロングベストだけですね...。ただ、凄く似て居るので。ヨウジヤマモトのものを、着て居ると間違われる事がありますけどね。。。。ヨウジヤマモトの服は高くて買い切れませんからね・・・・・・・。(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
カセットテープ販売店「waltz」
アナログレコードやラジカセなど、若者の間で“アナログ”なものが流行って居ると言う。しかもそれは、懐古趣味ではなく、デジタル時代だからこそ生まれた現象だったのだ!
尖った若者は、アナログレコードからカセットテープに注目!
「昔から聴いて居た訳では無いのですが。勝手にノスタルジー感を味わって居ます」
そう語るのは20代男性。DJが趣味のひとつに成った事もあってか、アナログレコードが若者の間で再流行している。一般社団法人日本レコード協会によると、’10~’16年で生産数はそれまでの8倍の80万枚となっており、「ももいろクローバーZ」「Perfume」などもレコードで新譜を発表するなど、此処数年で急激な復権を遂げた。しかし、カセットテープ、アナログレコード専門店「waltz」のオーナー・角田太郎氏曰く、「より尖った感性を持つ若者の間ではレコードよりもカセットテープに注目が集まって居る」そうだ。 「今の時代はストリーミングで音楽は聴き放題。なのに、カセットテープを買っていく20代が増えて居ます。『自分だけのスタイルを持ちたい』若者が、あえてウォークマンを腰に下げカセットで音楽を聴くスタイルを楽しんで居ます。また、カセットでしかリリースされない音源も増えて居るので、大手メディアが取り上げない音楽を聴けるのも魅力な様です」 カセットテープ復権の理由は? 「’00年代後半に、アメリカのインディーズレーベルがノリでカセットでの新譜リリースを始めた事が切っ掛け。カセットテープが重要アイテムになった映画のヒットも世界的なブームをけん引しました。日本ではモデルやアーティストがSNSで投稿して居るのを見て、興味を持つようです」
店舗に来てカセットの虜になる若者も多いと言う。 「配信に慣れて音楽は目に見えないものだと思っていた若年層にとって、カセットテープは目で見える音楽。見た目もオシャレでかわいく、トレーディングカードのように集めたくなる魅力がある」 ●20代の声 オシャレで、自分だけのスタイルとして楽しめる!
【「waltz」オーナー・角田太郎氏】 国内外から注目を集める、世界で唯一のカセットテープ専門店「waltz」(中目黒)のオーナー。CD・レコードショップなどのバイヤーを経て本店を開業。1万本以上のカセットテープを所持。
2015年、東京中目黒に音楽マニアから「カセット天国」と言われるミュージックカセット専門店「waltz」が開店しました。そこで、海外からも注目される同店代表の角田太郎氏に、カセットテープブームの裏側を聞きましょう。カセットテープは本当に流行して居るのでしょうか?
カセットテープ再燃は新しい現象
テレビなどで最近、カセットテープが再燃して居るとよく言われますが、これは全く新しい現象だと思います。まず、当時のカセットテープは主にLPレコードなどを録音するものとして利用されて居ました。
カセットテープの音が悪いと言う印象を持って居る方は、録音したテープをダビングしたりと劣化を重ねて居たのでしょう。でも、現代のハイレゾにせよカセットにせよ、音楽メディアはハードに頼る部分が大きいもの。カセットテープも高品質なプレーヤーで聴くと、凄く良い音がします。
此処で扱って居るのは、オリジナルのミュージックテープです。日本でも演歌がカセットで販売されて居る様に、LPやCD以外にカセットで販売されて居たものや、カセットでリリースされて居る現代の音楽を販売して居ます。
カセットテープはまだマニアック
ただし、お客さまで当時ミュージックカセットを購入して居た方は少ないと思います。LPとカセットでは、わざわざカセットは買いません。50~60代のカセット世代の方は、懐かしい音楽を当時買えなかった高級プレーヤーで聴きたいと言う要望が多いんです。カセットテープはお金の無い人の味方だったんですよ。
そして今の若い人は、全く新しいものとしてカセットを楽しんで居ます。スマホでデジタルのストリーミング音源を聴くのが皆んなと同じでイヤと言う考えもあるのでしょう。だから、カセットテープで音楽を聴くと言うのは、まだまだマニアックな世界です。
ブームが来て居るとも言えないと思います。ただ、カセットテープが注目されているのは確かで、メーカーの方も視察に訪れます。ハード面もこれから充実して、もっと身近に成るかも知れません。
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『レコードはいいぞ』
そんなことを、私の好きなバンドマン達が口を揃えていいます。
具体的には
- とにかく音がいい。CDでは聞こえない音が聞こえる
- その場で演奏してくれているように聞こえる。息遣いまでわかる
- 古い作品が古く聞こえない
といった点がレコードの魅力だと語ります。
そんな好きなバンドマンたちの影響をモロに受け、私がレコードに興味を持ち始めたのは約50年前のこと。当時小校生だった私にとって、レコードプレーヤーは高額なもので、興味本位で購入できるものではありませんでした。
しかし現在、レコード文化は変化を遂げています!
アナログ盤リバイバルということで、様々なアーティストがレコードでも新曲をリリースするようになり始めました。それをキッカケに若者がレコードに興味を持ち始めた結果、お手軽に購入できるレコードプレーヤーが多数登場し、ごく当たり前のように販売されている世の中になったのです!
これはもう波に乗っかって、レコードライフを始めるしかないですよね???
と、いうことで…
ディスクユニオンさんに来ました!!
音楽好きなら1度は足を運んだことがあるのではないでしょうか。
レコード初心者の私がよりレコードを楽しむためには、やはり専門の知識が少しでもあった方が心強いというものです!間違った選択をしないように、また、貴重なレコードをダメにしてしまわないように、今回はこちらでガッツリお話を聞くことにしました!
協力いただいたのは、新宿店店長の小林さん。
① 初心者が購入するのにオススメのプレーヤー
- まずは『ただレコードが聞ければ良い』という、いわゆる興味本位でプレーヤーを購入する場合にオススメのプレーヤーを教えていただきたいです!
- 小林さん
- そういった方には、コチラの商品が人気ですね!
え、7,980円!?
真っ先に目に飛び込んできたのは、その価格の安さ。
いまやレコードプレーヤーは、1万円をきって購入できるようになったのです!
しかもスピーカーが内蔵されているので、難しいセッティングをする必要もありません。
これ1台で、すぐにでもレコードが聞けます!!
- 小林さん
- こちらのプレーヤーにはUSBを接続できる端子があるので、レコードの音をPCに取り込むこともできるんですよ!
なんて近代的なんでしょう…驚きました!
小林さんの話によると、このような商品が登場し始めたのは約2年ほど前とのこと。
『レコードの音の良さに気付いた若者が、すぐに手を出せるプレーヤー』の需要が高まったと同時に、『音楽の持ち運び文化』にも対応したのが、このような商品というわけですね!
ニーズに応えまくり、まさに便利でお手軽な1品です!!
さらに深く音を楽しむには?
- ここからワンアップするのであれば、どのような機器を購入するのが良いのでしょうか?
- 小林さん
- 方法としては
・外付けスピーカーを接続する
・カートリッジを交換できるプレーヤーを購入する
この2つですね
-
- 外付けスピーカーを接続する
内蔵スピーカーも、価格の割に悪いものではありません。
しかし、やはり限度ってものがあります。
レコード再生時に関わらず、イヤフォンやスピーカーにこだわりを持つ方は多いですよね。
レコードの音をより良い状態で出力するのであれば、外付けのスピーカーを購入して繋ぐことをオススメします!ご自宅にコンポ等のある方は、すぐにでもワンアップできますし、手頃で簡単です◎
もしくはヘッドフォンを繋ぐこともできるので、こだわりのものを接続するのもアリですよ!
-
- カートリッジ(針の種類)を変えられるプレーヤーを購入する
みなさんご存知だとは思いますが、レコードは溝の入った大きい円盤型のものです。
その溝に針を滑らすことで音を拾えるのですが、滑らす針によっても音が変わってきます。
針は価格が高いほど良い音になっていくのは勿論なのですが、針ごとに拾ってくる音の特徴も異なっており、いわば自分好みの音のカスタマイズができるアイテムなのです!
しかしスピーカー内蔵型のレコードプレーヤーの場合、対応しているカートリッジが1種類しかなく、必然的に対応針も1種類になってしまいます。以前はスピーカー内蔵かつカートリッジ交換可のプレーヤーがあったそうなのですが、現在は入手困難なのだそう。
つまりは、自分好みの音のカスタマイズができないわけです。
「ただレコードが聞ければいい」という方であれば問題ないのですが、音にこだわりたい方や聞き比べをしたい方は、『今後の楽しみを増やす』という意味でカードリッジの交換ができるものを購入するのがオススメです!
ちなみに、カードリッジはこのように販売されています。
自分でネット検索をするのも良しですし、店員さんに希望の音を伝えて紹介してもらうのも良しですよ!
私はどのプレーヤーを購入しようかなーと考えましたが、やはりカードリッジの変えられるタイプは少しお値段が高めだったので…まずは初心者向けプレーヤーを購入して、スピーカーを外付けしようと思います!
② レコードの魅力、コレクションしたくなる要素
- レコードとCDの違いって何なのでしょうか。その魅力となる部分をお聞きしたいです!
- 小林さん
- まずは音ですよね。
CDは1つ1つの音が、良くも悪くもハッキリ分かれて聞こえます。
しかしレコードでは1つに混ざって聞こえるんですよ!
小林さんは「ホワンと丸まった深みのある音」という表現の仕方をしていましたが、たしかにその通りでした。それぞれの音が自然に交わっていて、CDよりもライブ感があるように私には聞こえました!
耳コピをされる方にとっては辛いのかも…なんて思いましたが、音を「個」ではなく「全」で聞けるあたりに、加工されていない「本物さ」を感じられます。
音に奥行きがあり、身体に馴染んでいくような気持ち良さがありますよ!
- 小林さん
- あとは見たとおり、ジャケットの大きさですね。
飾るだけでも絵になるでしょ?
たしかに「ジャケ買い」したくなる理由もわかる…!
レコードを飾る人向けのアイテムも販売されているので、絵画や写真を飾るのと同じ感覚で、いわゆるインテリアやアートの1つとして楽しむことができますよ!
- 小林さん
- ジャケットの大きさだけでなく、注目する点は他にもありまして。
例えばこの作品を見てみてください。
同じ作品ではあるのですが…
- あれ、写真の切り取り箇所が違う!
(写真ではわかりづらいけど)色味まで!
- 小林さん
- そうなんです。
同じ作品でも、プレスされた工場やメーカーによって違いが出るんですよ!
実はジャケットだけでなく、レコードに貼られたラベルや、音にまで違いが出てくるのです!
この作品で言えば2つの工場で製造されており、「UK盤」「US盤」と工場の所在地で呼び分けされています。
音の違いは作品によっても異なりますが、ジミーペイジ&ロバートプラントの「ノー・クォーター」という作品であれば、UK盤は低音がよく響き、US盤は全体的にハリと勢いがあるように聞こえました。
また工場の違いだけでなく、レコードの音の良さは「カッティング(レコードを切り取る)技師の技量」によっても変わってくるとのこと!むしろ技量が全てと言っても過言ではありません。
現在はレコード全盛期(1980年代)の時のような技量を持っている方は少なく、レコードをリリースしても音質が悪い場合が多いのだそうです。
- 小林さん
- 音に関して深掘りすると、「オリジナル盤」と呼ばれているものは総じて最も音質が良いと言われています書籍にはよくありますが、レコードにも「初盤」「再発盤」が存在するのです。
「オリジナル盤」とは、いわゆる初盤のことを指します。古い作品になると、オリジナル盤の中にも「ファーストプレス」「セカンドプレス」といったものが存在し、「オリジナル盤のファーストプレス」が最も高音質になると言われています。
レコードマニアはオリジナル盤のファーストプレスにこだわる傾向が高く、物の価値的にも高額になるそうです。
オリジナル盤かどうかを確認する方法としては、発売年月や規格番号、バーコードで判断できます。
またファーストプレスかどうかを見分けるには、レコードの盤面に刻印されているマトリックスの番号(シリアルナンバーのようなもの)を確認することで判断できるとのこと。
オリジナル盤の音質が最も良いとされている理由は、何も加工されていない、元となる音だからです。
再発盤はオリジナル盤の音を使って作った複製盤・加工盤にあたるため、音が劣化してくるというわけ。
しかし、全てのオリジナル盤が最も良い音をしているとは限らないそうです。
それは先にも記載したように、カッティングした技師の技量が影響するため。
このような場合は、いわゆる「リマスター」といった加工・修正作業を施した物のほうが高音質になり、価値も高いそうです。
目当ての作品がある場合には、事前にネット検索で情報を仕入れてみるのもアリかもしれませんね!
ちなみに、リマスター盤で評判の高い会社はANALOGUE PRODUCTIONとQuality Record!
迷った時は、このロゴを頼りに購入するのも1つの手です。
- 小林さん
- 音に違いが出るという意味では、シングル盤とアルバム盤でも変わってきますね。
レコードには33回転のものと45回転のもの(と78回転のもの)があります。
この回転数が多いほど「針が溝を進む長さ」も長くなるわけですが、目的は収録時間を伸ばすことではなく、回転速度をあげることなのです。つまりは「同時間での回転数が多くなる=音の密度が高くなる」ということ!
シングル盤の場合は収録時間が短いため、溝を多めに進んでも盤の面積には余裕があります。
しかしアルバム盤の場合は収録時間が長いため、節約して溝を進まなくてはならないわけです。
要約するとシングル盤は45回転、アルバム盤は33回転となり、シングル盤のほうが音の密度が高いということになります!
目当ての1曲がある場合には、シングル盤で聞きたくなってしまうのがマニアの心。
ちなみにこの「溝」について説明すると、曲の分かれ目(次の曲の頭にあたる部分)には目印として太い線が引かれています。
レコード初心者の私は「感覚で針を合わせているのかな…」とばかり思っていたのですが、そんな達人技は必要ありませんでした!ご安心ください(笑)
レコードをコレクションしたくなる理由まとめ
- CDと違って、楽器ごとの音が1つに交わって聞こえる
- ジャケットが大きい(見た目も良し)
- 製造・販売元によって違いが出る
- 製造時期によっても音が変わる
- レコードの回転数によっても音が変わる
音について更に深掘り
レコード主流の時代に作られたレコードは、レコード専用にレコーディングされた音が用意されています。
その音をCDにした際には、やはり拾えきれない音も存在するわけです。
ですから、若い人がレコードを初めて聞いた時には「何この音!ぜんぜん違う曲に聞こえる!」という反応になりがちです。というか、私もそんな反応をしていました(笑)
最近はリマスター盤が発売されている作品もありますが、大半の作品でCDとの音の差を実感できるはずです。
特にCDが出始めた頃に関しては、CD用の技術が発達していません。
レコードと比較した際に、圧倒的に音が悪かったそうです。
一部の例外を除いて、CDは古い作品になるにつれ価格が下がっていきますが、レコードは年月が経っても価値が下がりません。(もちろん保存状態にもよりますが)
それは音が劣化することなく、何十年前に録音された音がそのままの状態で聞けることにあります。
古い作品が古く聞こえず、その場で演奏しているかのように、生きているように聞こえるのです!
では、現代リリースされている新しい作品は?
最近は新曲をレコードでもリリースするアーティストが増えてきました。
手法としては
- CD用に録音したものをアナログ用に加工している
- CD用とアナログ用で2種類の音を用意する
この2つがあるそうです。
後者はこだわりのある人で、音質も高くなる傾向にあります。
ただし先にも記載したように、レコードはカッティングする技師の技量が音質を左右します。
日本で言えば、現在この作業をできる工場は1か所しか存在しないそうです。
レコード全盛期の時と違い、アナログ盤をリリースしても音があまり良くない…なんて場合も多いかもしれませんね。
ちなみに甲本ヒロト氏(元:ザ・ブルーハーツ、ザ・ハイロウズ。現:ザ・クロマニヨンズ)は、こんなことを語っていました。
僕たちは普段から、楽しみとしてアナログを聴くんですよ。だから、CDはつくらなくてもいいんですけど、CDほしがる人がいっぱいいるから。僕は聴かないんですけど。だから、「CDも」出してます。
僕らのCDは、まずアナログ盤をつくって、それをレコードプレーヤーでかけるんです。そこからCD-Rに落とす。そうやってつくってるんですよ。皆さんがCD屋さんで買うやつは、アナログのダビングものです。
引用元:ヒロト&マーシーのあふれるアナログ愛 あの名曲に隠された誕生秘話 – withnews(ウィズニュース)
もの凄いこだわりとアナログ愛…!
これは確実に、CDの音質の方が悪くなるパターンのやつです!(笑)
③ レコードを扱う上での注意点
- レコードはすぐに割れるから大切に扱わなきゃいけない!なんて話を聞いたことがあります。
とは言っても、具体的にどうしたら良いのかわかりません…教えていただけませんか?
- 小林さん
- レコードは意外に丈夫なので、そんなにすぐ割れませんよ!
落としたりしたら別ですけど…。
それよりも、他に手入れをしてあげなくてはならないことがあります。
レコードは静電気が起きやすく、それが原因でホコリを引きつけてしまいます。
静電気やホコリの溜まったレコードは、再生時に「パチパチ」といった音を発生させてしまう原因となるため、盤面の掃除をしてあげる必要があるのです。
ディスクユニオンさんでは、クリーニング道具だけでもこんなに品揃えがありました!
液剤を使ってしっかり汚れやゴミを取り除いてあげるも良しですし、気になった時にサッと表面を拭いてあげるだけでもOKです。
再生時についてしまうホコリや汚れの気になる方は、プレーヤーにダストカバーが付いたタイプを購入すると安心ですね!
またレコードをしまっておく内袋も、掃除をしたら変えてあげましょう。
というのも、内袋が静電気を発生させる原因になるためです。
盤だけきれいにしたところで、内袋には蓄積した静電気やゴミが残っています。
その袋に再度レコードを戻してしまったら、掃除の意味もなくなってしまいますからね…
レコード購入時に付属しているようなビニールタイプのものは、特に静電気を発生させやすいそうです。
定期的にレコードを聞かれる方であれば全く問題ないのですが、長期保管をされる方の場合だと、まれにレコードにビニールが貼り付いてしまうこともあるのだとか…
内袋の素材に関しては好みが分かれるそうなのですが、レコードを取り出す機会の少ない方は紙素材の内袋を購入するのが主流のようです!
内袋だけでも種類がたくさんあるので、自分好みのものを見つけてみてくださいね。
また、はじめの方にもチラッと記載したのですが、プレーヤーの針は消耗品です。
300時間ほど再生したら、交換する必要があります。
針が削れてなくなってくると、雑音が多くなり聞けなくなってしまうのだとか…レコードを悪くする原因の1つにもなるのです。
また針先にゴミが溜まったら、様子を見て掃除してあげましょう。
特に保管期間の長いレコードの溝には、ゴミがたくさん溜まっているため汚れやすいです。
針先の掃除の際の注意点としては
- あまり手で触りすぎない
- クリーニング剤をつけすぎない
この2つが挙げられます。
理由としては、針を傷つけてしまうからです。
昔は液剤をブラシにつけて掃除してあげる方法しかなかったそうですが、最近はジェルタイプの簡単なものが販売されています!
これでしたら針に直接触る必要が無いため、初心者でも安心ですね!
ジェルの上に針を2,3度、ポンポンと置いてあげるだけで汚れが取れます。
さらに、盤のゆがみにも注意が必要です。
盤の形が変形してしまったら、そのレコードはもう聞けないものになってしまいます。
というのも、プレーヤー上でうまく回らなくなってしまい、針がしっかりと溝をなぞってくれなくなるからです。
多少の変形だったら聞けるそうなのですが、レコードはCDと違って買い直すことが困難なもの…中古品だと特に、次にいつ出会えるかわかりません。
汚れは掃除すれば元に戻りますが、盤の歪みや傷は元に戻りませんからね…
レコードをダメにしてしまわないように、垂直に立てて保管してあげましょう!
盤が反ってしまう原因としては、レコードを斜めの状態で長期保管したり、重みを加えてしまったりすることにあります。
ですから棚や箱に入れて保管する際には、隙間をなるべく作らないようにする必要があるのです。
平積みも避けて、ブックエンドや雑誌などを使って垂直を保ってあげましょう。
上記よりは緊急度が低めですが、保管環境にも気を使ってあげる必要があります。
レコードは湿気が多いとカビやすく、音に悪影響を与える原因の1つにもなります。
普通に部屋で保管する分にはあまりカビも生えないそうですが、押し入れなどで保管する場合には、乾燥剤を使ってあげたほうが安心です。部屋で保管する場合にも、定期的に空気の入れ替えはしてあげましょう!
またレコードのジャケットは紙素材なので、汚れや傷がつきやすく、日焼けもします。
ビニール素材のジャケットカバーをしてあげたほうが安心ですが、そのカバーも長期利用すると塩ビ焼けの原因になります…ジャケットが真っ白になってしまわないように、様子を見て交換してあげたほうが安心ですね。
と、レコードを守るためには割と手間がかかります。しかし、それよりも愛情が上回りますからね!自分の子供のように可愛がってあげてください。
レコードを扱う上での注意点まとめ
- ホコリや汚れは大敵。静電気に注意
- 針は消耗品。掃除をする際も注意が必要
- 盤反りは絶対に避けること!垂直に立てて保管
- 湿気や日焼けを気にすること
④ 音の指標になる1枚?
小林さんゴリ推しの1枚。シェルビィ・リンの「Just a Little Lovin’」、リマスター盤!
なんとこの作品、オリジナルよりもリマスターの方が音がいいと評判のものなのです。
むしろオリジナル盤は音が良くないと評判なのだとか…極まれにある1枚が登場しました(笑)
小林さんオススメの1枚であると同時に、多くのレコードマニアが音の指標の1つとしている作品でもあるのだそう!具体的にはスピーカーを買い換える際に、このレコードの録音を持参して試聴するのだとか。
ボーカルはもちろんのこと、音の余韻や広がりがよくわかり、無音部分の暗闇感が抜群に再現されています!
ちなみにリマスター盤が発売されたのは2008年(33回転盤)と2014年(45回転盤)とのことで、比較的最近のものとなっています。現在も在庫切れの心配がなく、新品で購入できますよ!
レコード初心者の方だけでなく、レコードマニアの方にとっても、1枚持っておきたい作品になるのではないでしょうか。
⑤ 番外編:面白い商品みつけた
先ほど紹介したレコードプレーヤー以外に、用途や見た目の面白さに特化した商品もあるのですよ!
例えば、こちらのプレーヤーたち。
なんと持ち運びができるのです!
電源に繋ぐタイプのものもあれば、充電式のものもありますよ。
家族と兼用で気軽に使えたり、外に持ち運んで友達とレコードを楽しんだり…幅が広がりますね!
欠点としては「音が小さめ」という点が挙げられますが、スピーカーを接続できるのであまり気にならないかもしれません。
よーし、私もレコードプレーヤーを買いに行くぞー♪
おしまい。
ご協力ありがとうございました!
ディスクユニオン 新宿2F CD・レコードアクセサリー館
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