散歩に出掛けた、、母と二人暮らしなものだから、勿論一緒に行った。母の認知症は段々と緩やかに進行して居たが、此処の処、取っ違いやら、意味不明の会話を云いはじめた。色々と訪問看護士やら弟と連絡を取り合い、来週、皆で話し合い、取敢えずはショート・スティに行かせる事に成りそうだ。。。
処で、散歩ですが、笹塚まで行って来た。母を外に連れ出す事が主な目的だが、丁度、ジャパネットたかたで買った、電波時計が壊れたので修理に出して居た事も有り、其れと食糧の買出しを兼ねて出かけて来た。散歩の時に良く立ち寄る馴染みの古本屋で、大島 渚著「わが封印せしリリシズム」 林 浩平著「ロック天狗連」 文芸別冊「総特集・萩尾望都」の計3冊の書籍と、中古DVD、「little DJ」「コミック雑誌なんていらない」「人狼」「哀しみのトリスターナ」「ハード・ボイルド/新・男たちの挽歌」「君よ憤怒の河を渉れ」の計6枚のDVDを買込んだ。まあ、買うには買っても、観ている時間が中々取れないのだけども、、、
此処でお気付きの方も居られようかと思いますが、買込んだDVDの内3枚は原田芳雄が出演しています。彼が死去して、略、1年近く経とうとして居ますが、つくづく、偉大な俳優だったと実感しています。亡くなられた時には年齢的には71歳だし、彼は良い人生だったのだろうと思ってましたが、、、
いちファンとしては寂しい限りです。原田芳雄さんに付いては、それぞれの世代にとってのリアルタイムでの原田芳雄が居ると思います。彼に付いてはメジャー会社が彼を活かしてくれて居ればと思う事も有るけど、何せ、主演作が少なすぎるでしょう。120本の映画に出ていて、でも、彼はそんな自分を活かしてくれない日本映画を見放さなかった。
次々に助演男優として、駄目に成りつつある、日本映画の舵取りを買って出て居るが如く、その存在感、演技力で、日本映画に貢献し続けました。此のblogで何遍も云って居るけど、個人的には、若松孝二が「俺は、あの作品で芳雄さんのアウトローとしての集大成をやれたと思って居る」と云って居る、「われに撃つ用意あり」が原田さんの主演作では一番好きなのだけども、「反逆のメロディー」「竜馬暗殺」「浪人街」「鬼火」「寝取られ宗助」アメリカ映画での主演作「ハンテッド」等が主演作品としては良く観て居る作品ですね。私はフィルム・ノワールが好きだから、フレンチ・ノワールの旗手だった、アラン・ドロンと良く比較してしまうのだけれど。二人とも良く似て居ると云うか、類似点が有りますね。
アラン・ドロンもアウトロー、一辺倒ではなく、良く作品を観て見ると「帰らざる夜明け」「パリの灯は遠く」「真夜中のミラージュ」「燃えつきた納屋」「ナイト・ヒート」等、演技派としての一面を出している作品も数多く有り、、
近年も、又、映画に復帰して、香港ノワールに出演して、撮影中だとか?76歳でしたっけ、芳雄さんもせめて、後、6年位はやれたのでは、、
と思います。
そう云えば高倉 健が80歳で6年ぶりの新作映画、降旗康雄監督作「あなたへ」を撮影中ですよね・・・・・
此の間、「たみおのしあわせ」と云う映画を久々に観たのだけども、矢張り芳雄さんは良かったです。
若い頃、原田芳雄さんを阿佐ヶ谷で仕事中に見かけた事があります。
冬の小雨が降っている日で、彼はコートにサングラスと云う出立ちで、タクシーを捕まえようと、傘を差さずに道端に立って居ました。1980年位なので、彼が40代の頃だと思います。とにかく、カッコ良いので、、、目に付いてすぐに、原田芳雄だと解りました。何せ、映画のまんまでしたから、、、、周りの人が気が付きそうで気が付かなくて、すぐに、タクシーに乗り込み居なくなりましたが、、その時、私と一緒に車に乗って居た、50代の男が「何だ、あいつ、格好付けやがって、気に喰わない」と云うので、「00さん、あの人、誰だと思ってるの?俳優の原田芳雄さんだろう、」と云ったら、その中年男が、映画を全く知らない人間で、「あいつは役者なのか?」と私に訊いてきた事が有りました。その後、一度、映画祭で会ってサインを貰いました。役の上ではどうしてもアウトローのイメージが強いのですが、7年前でしたので、もう、演技派として確たる地位を築いて居たので、それに、会ってみたら、物凄く温和な人でした。
最近、原田さんの昔買ったLPレコードを聴き返して居ます。彼の歌うBluesは独特で、あの独特なビブラートが良いですね。
今回、こうやって書いて居て、久々に黒木和雄監督作の「原子力戦争」を観て見たいと思います。。。。あの映画の芳雄さんも良かったですね。。。。
最後に、愚痴に成りますが、、若い銀行員が此間、定期預金の事で家に来て、「なに、仕事してるの?」と訝しげに敬語も使わず、云いましたが、怒る気にも成れませんでしたよ、、
私は歳の割に長髪にしてパーマを掛けてますから、、まあ、バカにしたのでしょうけど、、銀行員の質も落ちた物だと呆れました・・・・・・
未だに、長髪は良くない?と云う発想の人間が居るので困りますね、、さて、今日は母は介護施設に行ってるので、、実は施設で友人が出来て、68歳の人なのだけども、若い頃から原田芳雄が好きなのだけども、映画とかBlues歌って居るのを余り知らないと云うので、芳雄さんの若い頃のBluesを歌って居るlive映像をDVDに焼いて、後、主演映画を3枚ほどDVDに焼いてあげたら、物凄く喜ばれて、息子ら夫婦と喜んで観て居ます、有難う御座いましたと、男性用の香水をお礼に貰いました、、喜んでくれたみたいで良かったです。
数年前だけども、以前に、、ゼキアル・マルコの原作・脚本を、「野のユリ」のラルフ・ネルソンが監督し、撮影は「鳥」のロバート・バークス、音楽は「危険がいっぱい」のラロ・シフリンが担当したアラン・ドロン主演でアメリカで撮った、日本では一度も商品化されていない「泥棒を消せ」と云うフィルム・ノワールをネットで切実に探していた、女の子に送ってあげた時も、物凄く喜ばれたけど、、映画や音楽って本当に良い物ですよね。。。。
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