環境講演会チェルノブイリと九州の原発

環境講演会のご案内です。
　今年３月に起こった東日本大震災、これに追い打ちをかけたのが
東京電力福島第一原子力発電所の事故でした。
　政府や電力会社が「チェルノブイリのような大事故は絶対に起きない」と
豪語していた原発安全神話はもろく崩れ、１０ヶ月が経とうとする
現在でも放射能汚染の広がりはとどまるどころか、次々と新たな
被害を生み出しています。２５年前に起きたチェルノブイリ原発事故のあと、
周辺地域の数多くの子供達に起きている痛ましい現実が、
その答えを物語っています。
　そうした中、次に国内で最も危険な原発だと言われているのが、
佐賀県にある玄海原発１号機だと言われ、中性子による圧力容器の
金属の劣化が最も進行し、地震等でトラブルが起きた場合に冷却すれば
圧力容器はたちまち破壊爆発し、隣接するプルサーマル３号機や他の
原子炉まで誘発すれば、その規模は福島原発事故の比ではない未踏の
被害をまねく危険性があります。
　そうした場合、偏西風の流れる方向の先には日田市があり、
日田盆地は放射性物質が最も溜りやすいホットスポットの地形をしており、
人の健康は勿論、農業、林業、畜産業等々、日田市民の将来と産業すべてが
長期にわたって高濃度の放射性物質による深刻な被害に巻き込まれることに
なります。私たち日田市は態度を明確に示し、将来の子ども達の安全を
守るためにも、九州電力と佐賀県に対しはっきりと
危険な原発の廃止を訴えるべきです。

会場　パトリア日田　小ホール　開場午後１時００分
日時　平成２４年２月１２日（日）開演午後１時３０分
映画：「チェルノブイリハート」子ども達に起きている異変
講演：「藤田祐幸が語るチェルノブイリと玄海原発」
講師：藤田祐幸　元慶応大学助教授 物理学者
入場料：無料（但し入場整理券が必要です。問合せは下記へ）
　　　　TEL 0973-22-6663 (中野) 23-0191(子ども劇場 月・水・金)
　　　　日田市役所１F総合案内所 23-3111
　　※　託児所有り（ご希望の方は事前予約必要 ２３－０１９１ 月・水・金）
主催：　ひた地球温暖化防止協議会
後援：　日田市・日田市教育委員会・社団法人 日田市医師会