23年10月8日日曜日BSNHKで「辻仁成パリごはん」を放送していました。今回はオランピア劇場でのコンサートの様子がテーマでした。辻さんはご存じの方も多くおられると思いますが離婚されてパリに在住し子育てをされています。ミュージシャン、作家、脚本家等の彼は料理家としても大変な腕前=シェフクラスです。そんな彼に惹かれてフランスを「世界文化紀行」で芸術・建築・料理等旅してみたいと思います。
フランス「ドーヴィル競馬場」
「レトロ感溢れる競馬場ドーヴィルは 思い出深いGI初勝利」

フランス北西部のノルマンディー地方にあるドーヴィル競馬場は、フランスギャロの管轄する5つの競馬場の中の1つで、フランスの夏競馬の舞台として世界的に知られている。ドーヴィルの街は、パリからおよそ200キロメートル離れた位置にある海岸沿いの高級避暑地で、夏になると多くの人々がこぞってバカンスに訪れます。そのため“21区目のパリ”とも呼ばれています。競馬場はパリ競馬界の避暑地のための施設としてナポレオン3世の異父弟に当たるモルニー公により建設され、1864年8月14日に初めて競馬が開催されました。
日本のファンには1998年のモーリスドゲスト賞でシーキングザパールが日本調教馬の海外G1初勝利となるメモリアルVを挙げ、その翌週にタイキシャトルがジャックルマロワ賞で2週連続の凱歌を挙げたことも思い出深いです。
現在開催されているG1レースは開催順にジャンプラ賞、ロートシルト賞、モーリスドゲスト賞、ジャックルマロワ賞、ジャンロマネ賞、モルニー賞の6つです。
2018年から5着馬までに付与される総賞金が従来の70万ユーロから100万ユーロ(約1億3000万円。1ユーロ=130円で換算)に増額されたジャックルマロワ賞はドーヴィル競馬場における最大の競走で、真夏のヨーロッパ・マイルチャンピオンを決める最高峰の一戦です。

参照
https://www.jra.go.jp/keiba/overseas/country/france/deauville.html
フランス・料理編
「辻仁成パリごはん」ポルトガル風タコのグリルサラダ

作家、ミュージシャン、映画監督など幅広く活躍をしている辻仁成さんは、多彩で美味しい料理をつくられます。BSNHKで毎週その腕を披露されていますが、私は魅せられました。パリに住んで20年の辻さんによる、美味しさと思い出の詰まった“パリ・サラダ”のレシピをご紹介したいと思います。

「辻仁成一口メッセージ」
あまりにサラダと見た目が違うので驚き、悶絶したサラダがポルトガルにある。ぼくはこれまでに数回、ポルトガルを旅行した。10年以上前、欧州最西端のロカ岬にたどり着いた時、その辺は有名なシーフードレストランが林立する観光地域であったが、どこのレストランにも必ずこのポルトガル風タコのサラダ「salada de polvo」があった。ゆでダコをカットし、玉ねぎとパセリをオリーブオイルであえただけのサラダなのだけど、これが、シンプルイズベスト、実に、うまかった。どうやら、夏のサラダらしい。そこで、ぼくは冬でも美味しく食べられるように、タコをグリルしてみたのだ。これが、やらなければわからなかった、さらに美味しくなったのです。
レシピはURLをご覧ください。
参照
https://dancyu.jp/series/paris_salad/
https://dancyu.jp/recipe/2023_00006931.html