世界には美しい大聖堂がいくつも点在しており、キリスト教徒が祈りを捧げる場としてだけでなく、観光を目的に訪れても楽しむことができます。実は、世界遺産として知られるスペインのサグラダファミリアも大聖堂の1つなんです。私たち日本人にはあまり馴染みのない存在かもしれませんが、海外では中東の一部地域を除くほとんどの国で見られます。
ヨーロッパを中心にキリスト教を信仰する国々に点在する大聖堂。世界78億人の人口のうち、全体に占めるキリスト教徒の割合は3割弱とされています。つまり、世界の約3人に1人はキリスト教徒なのです。一般的に大聖堂とは、カトリック教会では司教座が置かれている教会を指します。ロシア正教やギリシャ正教では、司教座の有無に関わらず、由緒ある教会を大聖堂とみなし、司教座制度を持たない宗派であっても、大聖堂と呼ばれるものもあります。世界各地には美しい教会が数多くありますが、大聖堂は高い格式を有する一際異なる存在です。
イタリア「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」
「シンボルは石積み建築大聖堂 一番こその世界遺産も」
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15世紀中頃に完成されたルネサンス様式の大聖堂で、フィレンツェのランドマークです。この教会の名前は、カタカナで表記すると長い印象になるのですが、日本語では「花の聖母マリア教会」という意味があるそうです。白を基調にピンクと緑という対称的な2色を巧みに取り入れたハイセンスな外観は、全て大理石を用いて造られています。聖堂内はというと、外観とは裏腹に意外と簡素な造りなのですが、天井や壁面に施されたフレスコ画は、やはり見応えがあります。旅行サイトやSNSでお馴染みの巨大なオレンジ色のドームはクーポラと呼ばれ、現在は展望台として利用されています。クーポラへの入場は有料ですが、おすすめの絶景スポットです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/e9/c7660840623589856227c774e7451f18.jpg)
参照
https://dokodemodoors.com/column/cathedral
https://tabichannel.com/article/1191/cathedral