辻仁成パリごはん「フランス編⑨パリロンシャン競馬場」~写真と短歌で綴る世界文化紀行
2023-12-20 07:58:53
23年10月8日日曜日BSNHKで「辻仁成パリごはん」を放送していました。今回はオランピア劇場でのコンサートの様子がテーマでした。辻さんはご存じの方も多くおられると思いますが離婚されてパリに在住し子育てをされています。ミュージシャン、作家、脚本家等の彼は料理家としても大変な腕前=シェフクラスです。そんな彼に惹かれてフランスを「世界文化紀行」で芸術・建築・料理等旅してみたいと思います。
フランス「パリロンシャン競馬場」
「世界一羨望のまなざし競馬場 人馬一体ロンシャン走る日を」
1857年に開設されたパリロンシャン競馬場は世界で最も優雅とも言われる競馬場である。世界中のホースマン、競馬ファンにとっての憧れの競馬場であり、フランスで開催される平地G1・28競走のうち実に17競走もの舞台となる。凱旋門賞を含む8つのG1競走が土日の2日間で開催される。
凱旋門賞ウィークエンドの他、シーズン最初の平地G1となるガネー賞、革命記念日に行われる3歳G1のパリ大賞、日本の皐月賞、桜花賞に相当するプールデッセデプーラン、プールデッセデプーリッシュなど多くのビッグレースが争われる。
競馬場の名称は従来ロンシャン競馬場だったが2015年の凱旋門賞終了後にパリロンシャン競馬場に改められた。絢爛たる新スタンドは黄金色を基調としたモダンなデザインとなり、上部が突き出した斬新なフォルムが人々の目を奪う。このスタンドは高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しているフランス人建築家のドミニク・ペロー氏が設計した。
参照
https://www.jra.go.jp/keiba/overseas/country/france/racecourse.html
フランス・料理編
「辻仁成パリごはん」キャロット・ロティの温サラダ
作家、ミュージシャン、映画監督など幅広く活躍をしている辻仁成さんは、多彩で美味しい料理をつくられます。BSNHKで毎週その腕を披露されていますが、私は魅せられました。パリに住んで20年の辻さんによる、美味しさと思い出の詰まった“パリ・サラダ”のレシピをご紹介したいと思います。
「辻仁成一口メッセージ」
にんじんは身体にいいのだけれど、ちょっと子供には食べにくい野菜でもある。そこで、息子が小さかった頃にいろいろ工夫をこらしたのだった。ある時、知り合いのビストロで食べたキャロット・ロティが美味しかった。グラッセより、ロティの方が、軽やかでいいじゃないか、と気が付き、ベビーキャロットをそのまま使って、試しているうちにたどり着いた、にんじんオンリーの温サラダ、なのである。たぶん、はちみつの甘味がにんじんの土臭さを和らげるのである。おやつ、スナック感覚でも食べられるし、白ワインにもロゼワインにも見事にあってしまう。肉料理や魚料理の付け合わせにもばっちり、というのだから、文句なしの万能サラダであろう。本当に、このにんじんのロティはやばいくらいに美味いのである。理屈は必要ない、迷わず、試して頂きたい。にんじんとの新しい出会いがそこに待ち受けている。レシピはURLをご覧ください。
参照
https://dancyu.jp/series/paris_salad/
https://dancyu.jp/recipe/2023_00006971.html
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