世情余情口端歌

ながらへて身に負う敗戦拭い得ず

平和のリレートーチ夢にぞ

世情余情口端歌

丘と野に雪の造形妙な るや 　　　厳冬の風にひそむ春の香

世情余情口端歌

古来より大きな声を張り上げて

豆搔き集むは健康の一助ぞ

世情余情口端歌

濁世とて月の変われば意も新た

過去は不変ぞ未来を築かん

世情余情口端歌

夜が明けば復いのち活き給はりて
夜に入れば生(しょう)返して潜まる