9月○日 就業前
連日の重労働で身体がだるい。
そりゃそうだ、人員が足りてない。
足りないから一人一人の負担が重くなっている。
病み上がりにも容赦ないのだ。
最初の感染者が出てから二ヶ月近くたつが、まだまだ傷痕が深く残っているようだ。
未だ、数人が自宅療養中だ。
入院していた者は、退院後も咳や息苦しさ、倦怠感等に悩まされている。
苛立ちを覚えながら出勤
待機所にて
T沢だ。
備え付けのテレビを視ている。
朝の挨拶を済ませ、のんびりしていると、一人、待機所に入ってきた。
D上さんだ(過去記事参照)
入院、自宅療養から、ようやく今日、職場復帰できた。まだつらそうだ。
ちなみに、あと数年で還暦だが、柔道家並みの体つきをしている。
自分「おはようございます。大変でしたね。」
椅子に腰掛けながら
D上「よぉ○ちゃん、よ~やく、復帰できたよ。」
ギロリとT沢を睨め付ける。
T沢
(・・;)…
くるりと自分のほうを向いて
D上「弁護士に(今回のコロナ被害の件)相談したらさ、賠償金取れるって。」
再びT沢を睨め付ける。
T沢
(・・;)……
D上「知らんぷりしてるけどよ、お前に言ってんだよ‼️」
T沢
(・・;)ハ,ハイ…
D上さんが怒るのも無理はない。
D上さんも社内でクラスター被害を受けて入院した。
本人だけでなく、奥さんにも感染し、奥さんは重症化して、一時、生死の境をさまよったそうだ。
自分「なんなら被害者全員で集団訴訟起こしますか?」
悪魔(‘∀‘ )ウフフフウ
T沢
( ;∀;)スビバセン
相変わらず声小っちゃ!
その後、T沢はD上さんに謝罪しましたとさ。
本当に訴えられかねんからね。
続きます
※写真は川越市のパワースポット
氷川神社(なんとなく外からの雰囲気が良かったので一枚撮らせていただきました)
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