薬師岳への稜線は、まさに天空の回廊
おまたせしました! 鳳凰三山レポ最終回! やっと下山です(笑)
※これまでのレポはこちらから→①ドンドコ沢から滝めぐり ②鳳凰小屋テント場 ③オベリスク登頂の巻 ④2峰目は観音岳
お天気に恵まれ、地蔵岳(2764m)観音岳(2,840m)を渡り歩いたら、
鳳凰三山も残すところ、薬師岳(2,780m)のみ。 あとは中道を下山して青木鉱泉へ戻ります。
良い時間はあっという間に感じますね。
観音岳では写真を撮りまくったり、ケンさんの山仲間とバッタリしたり、
実に50分もまったり過ごしたので、時間も気になるところ。
高速バスを予約してあるので、遅れるわけにはいかないのだ。
8:53 さぁ~ 薬師岳に向けて 天空の稜線歩きが始まりま~す
この稜線のすごいところは、常に富士山に向かって歩くところにある
うひゃ~ 気持ち良すぎ
だいぶ雲が取れてきたけど、白峰三山の各山頂にはまだ雲が残ってる
雲よ!取れてくれ~~! 祈りを込めて念じるこまち エイッ
ケンさんだって
たのむ!晴れてくれ~~! コケッ
果たして、この願いは届くのか・・・
振り返れば、観音岳が立派だ
ケンさん : 「 こまちちゃん、先に歩いて 」
言われる通り、先に歩くと・・・
イイ写真を撮ってくれました
歩きやすい花崗岩の白い道を、登山者が連なって歩く様子は、いいですね~
おっ!おっ!稜線に変化あり!!
9:15 ついに白峰三山の全容が 見えた――!
ヤッタ――! ← 大興奮です
2人の願いが届いたね
たまりませんね~ この稜線歩き。
ちらちら横目で見ながら歩いても、転ばないほど歩きやすい。
気が付けば、薬師岳の山頂も目の前に! 富士山も大きくなってきた。
え―、もう着いちゃったの― 嬉しいような、寂しいような・・・
9:25 鳳凰三山 3座目 薬師岳(2,780m) とうちゃく~
観音岳から本当に30分で来ちゃったよ。 かなりゆっくり歩いたんだけどな~
それにしても
ドドーンと絶景! 気持ち良すぎ
白峰三山もバッチリ
いつか縦走した~い → この2週間後に歩くことになるとはこのとき思わず…
こまち この大パノラマに、そわそわしすぎ なかなか落ち着きません
あっちに走って 写真パシャパシャ
だって、仙丈ヶ岳もスッキリ見えるんだもん
甲斐駒ヶ岳は、観音岳に隠れているけど、少しだけ顔をのぞかせてる! 雲取れないかな~
またまた走って
富士山もパシャリ
あっちこっち 行ったり来たり、落ち着かない私に対して・・・
ケンさんは一ヶ所に座り、まったり~ 何を考えているのでしょう
こまちもくつろいでみました(笑)
青空が気持ちい~~
お腹すいたな~ ザックをゴソゴソあさるこまち
写真に夢中になって、食べることを忘れてたよ。
一通り撮ったら、急にお腹が空いてきた
この間、ケンさんは、私を全く急かすことなく、いつまでも居ていいよ~てなぐらいに、のんびりした時間を許してくれました。
それでも、「 こまちちゃん、もう行くよ 」と言われたような気もしなくもない
10:05 実に45分間も滞在し、誰もいなくなった広い山頂を出発します。
それにしても広いよ、薬師岳山頂。 広場みたい。
あ~あ~ 白峰三山も見納めか~ 下山したくないよ~~
それでも帰らないといけない
下山はハイマツの中をまっしぐら
これから下る中道は、もくもく雲のガスの下。
雲海に飲み込まれそうな富士山とも最後のお別れ
これが見納め~ バイバイ~ 富士山
ハイマツから次第に樹林の中へ
ここから先は、ひたすら樹林の下りが続く
木の根っこが 嫌な具合に滑るんだ
太い根っこなら、避けやすいけど、
細い根っこは、なかなか侮れない。 スルリッとバランスを崩すことしばしば
段差が大きいところも
10:42 山頂から40分下ったところで御座石に到着
中道、唯一のポイントといってよいくらいの御座石は、大きな1枚岩。
でも、軽々と支えてみたりする
青木鉱泉まで、あと2時間45分だってさ、うへ~
変化のない樹林の下りがひたすら続く
相変わらず、細い根っこに足を取られて滑りやすい
お花もほとんど咲いていなくて、唯一群生していたのが ゴゼンタチバナ
他には、ギンリョウソウもあったよ
なおも変化のない樹林の下りが続く。 いつまで続くの~(><)
か細い木の根っこに気が抜けません
御座石から1時間50分下り続けて、やっとゴール
12:34 登山口に出ました~
単調で滑りやすい中道はもういいや(笑)
ここから林道歩き
20分ほど歩くと、左手に“近道”の道標あり
林道脇には、キバナノヤマオダマキ や ヤマホタルブクロ を発見
近道を進むと、林の中から抜け出して、河原が見えてきます。
梯子を下りて、川にかかる橋を2つ渡ると、目の前にコンクリの階段があり。
それを上がれば、青木鉱泉はすぐそこ~。
13:15 青木鉱泉に戻ってきました。
下山後の温泉は、青木鉱泉に入るのかと思いきや、ケンさんおすすめの韮崎旭温泉へ (@600円 源泉かけ流し)
ケンさんにバス停まで送ってもらう。
前回のように慌てることなく20分前にバス停に着。 ケンさん、ありがとうね~
16:29発の名古屋行き高速バスはなかなか来なくて、20分遅れ。
下界は暑くて暑くて、バスを待っている間にぐったり。
渋滞もあったため帰宅は22時に。 ふ~おつかれさまでした~
あの快適な稜線は今でも忘れない。 いや~ 最高です!
< おしまい >
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それでも実際のように、稜線上では各山頂(各レポ)で時間をかけたね(笑)
最後までじらしていた北岳も、あの変な祈りのポーズに呆れたのか姿を見せてくれて良かったよ!
ってか、何で自分はエイッって決めといて、ボクはコケッなんだ(謎)
薬師岳でのこまちちゃんのはしゃぎっぷりは、ホントにおかしかった^^
なんであんなに走り回ってたの~???
でもホントに嬉しいんだな~、楽しいんだな~、山が好きなんだな~って思うと微笑ましくて、見ていたボクも嬉しかったよ♪
ボクだって下山したくなかったけどね。
あの時、こまちちゃんからもう少し強くお願いされたら分からなかったかもな~(^^;
はぁ~ついに下山しちゃったね…
あれだけ更新されるのを待ち望んでたのに、いざ終わっちゃうと寂しいね(><)
またあんな楽しい山歩きしたいな~!
泊山行の特権ですね
気がつけば昼寝、くらいまったりしたいです
お疲れ様でした
思わず、歩いた気になってしまいました
わたしは、薬師岳の岩の上で大の字になって
トドのよ~~に、2時間ぐらい昼寝してしまいました(笑)
素晴らしいレポで楽しみながら見ました。
モデルさん、二人も素敵に撮れていますね^^
>何で自分はエイッって決めといて、ボクはコケッなんだ(謎)
あはは(^^)ごめん、ごめん。
登山道を歩いてたら、ケンさん、いきなりポーズとるからさ~(笑)
レポ作成中にあらためて写真を観てたら、コケッって言葉がピタッときたよ(笑)
薬師岳の広い山頂は走り甲斐があったよ(笑)
あっちに行ってもこっちに行っても景色がびみょ~に違うからね☆
下山したくないほど絶景だったね♪
下山するとまた山に登りたくなるね!
また山に登ろうね♪
お昼寝、いいですね~(^^)
薬師岳の山頂は広いのでお昼寝にもってこいです。
カメラマンが上手に撮ってくれるんで、写真選定に時間がかかりました。
2時間のお昼寝って!!かなりまったりですね~。
時間を気にせずお昼寝してみたいですzzz
青空と太陽がまぶしいから、やっぱり顔にはタオルか帽子でもかけないと、2時間も眠れないですよね…
気持ち良さそう♪
相変わらず山で放したら何処まで飛んでいくのか?
しばらくは剣とか槍は無理としても次は北岳???
黙って見ているしかないのかな。
そう言えば常念岳行ってきました、一の沢から上がって常念小屋まででしたが、穂高を眺めてきました。
曇っていましたが穂高の展望台!最高でした。
登って行く道も沢沿いで気持ち良かったです。
山は登って見ないとホントの良さは分からないですね。
剣岳遭難のブログを読ませていただきました。
私は7日、早月尾根から剣岳を目指しました。小屋を過ぎ2600mで雨、山頂は雪とのことで引き返しました。小屋で昨年の事故について聞きましたが重傷者はまだ入院中とか。
長い坂が続くので自分自身も、前後の登山者にも要注意ですね。
また先週の遭難者が見つからず、数日間山にいた警備隊5人も下山しました。40人の宿泊者も下山し、1人だけ宿泊予定の私も木屋主から「帰って」と言われて下山・・・
しかし翌朝は快晴~麓から写真だけ。
「気温が下がるから氷るよ」とのアドバイスに従ったので今度は来夏にリベンジです。荒島岳に登って関西に帰りました。
怪我からもう10ヶ月経ちます。もう大丈夫ですよ(^^)
ご心配おかけしました。
常念岳からは本当に素晴らしい眺望ですね。
穂高連峰が目の前にドーンとあるので、どれだけいても飽きないです。
一の沢からは登りっぱなしで大変ですね。
その分、上に着いた時の感動も大きいですし、登った者しか分からない感動がありますね♪
7日は剱岳の近くにいましたが、そこでは雨が降っていました。
翌日8日は快晴でしたね。
室堂で7日に剱岳で散々な目に遭ったという男性と会話をしました。
みぞれが降って山頂を目指しているうちに雪に変わって、積もり始めたとのことでした。
途中で引き返して正解だったのではないでしょうか。
ご無事で何よりです(^^)
一人だけの宿泊だと断られてしまうんですね(^^;)
翌日が快晴だっただけに心残りもあるかと思いますが、凍結した登山道も怖いので、来年に期待したいですね。