myzard の山城ナビ №128 いつもご覧いただきありがとうございます。
本日のお城は、長野県茅野市から朝倉城をお届け。
朝倉山城は、茅野市北山の湯川にある朝倉山に築かれていた。城址遠望
朝倉山城への案内は、国道152号線大門街道の湯川、功徳寺あたりに出ている。案内に従って県道424号線を行くと朝倉山城登リ口の案内があった。しかし登リ口は藪状態でここから登るのは断念し、西登城口を目指す。その入口は県道から山道に進んでいくと道路際に案内が出ていた。その辺りに駐車スペースがあり、後は歩いて攻城する。
西登山口
最初は緩やかな山道であり、東口からの登城路と合流する辺りで向きを変えると傾斜がきつくなった。登リ口からの比高は150mあるという。ここで少し勘違いをしていたのは、西口は東口よりも比高が少なくすむと思っていたが、実際には東口とさして変わらないようだった。
~朝倉山城は、別名塩沢城ともいい、戦国時代の砦・狼煙台で標高は1087mである。
山浦地方を一望でき、小県・佐久・川中島方面への要路大門峠を見張るには絶好の地で、湯川砦は指呼の距離にあり、武田氏が狼煙台に使ったという伝承はうなづける。
天文年間、塩沢安兵衛が信玄に従って朝倉城を守ったと伝えられる。その子将監も在城し、塩沢寺を開基している。
堀切
主郭跡
縄張り図
城の縄張りは細長い山頂部に、周囲に土塁を持つ円形の主郭を中心に、空堀を挟んで二の郭、三の郭・後部等を一列に配した連郭式で、これに東の張り出しを狼煙台に使われたと思われる。
堀切
遺構はその郭の配置と空堀等をよく残し、付近に越道・水の手・城越・横山・大岩鼻・扇平・鬼久保などの小字名が残っている。
主郭からの眺望
朝倉山城ご覧いただきありがとうございました。
簡単に登れると勘違いしていたので、疲れましたけど意外と遺構は残ってました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます