ドラマ『陳情令』の原作『魔道祖師』。
面白かったです。何よりドラマに比べて【しんどくない】。😁
そして、番外集含めすべてを読み終えた時の多幸感が大きい。✨✨
ブロマンス設定のドラマとは異なり原作はガッツリBLです。💞
緊張感MAXと言っていい終盤(観音廟の場面)で、突如としてラブコメ発動するのもBLならではw。
でも、それまでは結構【両片想い】が続いていて、謎解きや覇権争い、バトルシーンがメインです。イチャつきはありません。
その分(?)4巻の途中からはラブラブなふたり(魏嬰と藍湛)を堪能できるのですけどね。😉ラブシーン(性描写)もきちんとあります。個人的には異性・同性問わず相思相愛のふたりがエロの限りを尽くす(!)展開は大好きなのでw楽しく読めました。まあ、BLなので詳細(って何w)はファンタジーですね。😁💞
意外だったのは、この物語の舞台設定、世界の描写がそれほど書き込まれていないことでした。
私はドラマから入ったので、容易にその世界観を理解し、情景を想像出来ましたが、原作から入ったとしたらちょっと苦労したかもしれません。💦
それを考えると、ドラマ『陳情令』って凄いな!😳…とあらためて思いましたよ。素晴らしい二次創作!(違)
あのセットや衣装、小道具まで、ほぼゼロから設定していったのではないかしら?そう思えるほど、原作はあっさりとした描写なんです。あるにはあるんだけど必要最小限というか、ストーリー重視というか……。
自分の中でファンタジーとして、つい比較してしまうのですが、『精霊の守り人』など上橋菜穂子氏の作品を読むときとは違う感覚でした。地の文の表現にうっとりすることもなく……。まあ、逆に言うとスルスル読めます。☺️✨
そして、小説として読んでいて、少し違和感があったのは言葉の選び方かな……。
翻訳の問題なのかもしれないけれど。
たとえば「がたい」って言葉。「体格」といった意味で使われています。でもこれ、私の中では比較的新しい言葉なんですよね。この作品には今ひとつ合わないような気がするのだけど…私だけかな?何度か出てきたのでちょっと気になりました。😅その他にもいくつかあったな……。
そもそも、BL小説をちゃんと読んだのが初めてだったので、よくわからない部分もあります。BL小説ってこういうもんなんですかね?いわゆるライトノベル的な?『美しい彼』とかもそうなんでしょうか??
むかーし読んだ『潮騒の少年』という作品は、しっかり小説してました。まあ、あれはBLではなくゲイ自認の物語(LGBT作品)でしたね。切なかったな……。そして、考えてみたら私が初めて触れた腐の世界(文学篇)だったかも……。😳
ドラマ『陳情令』では結構泣いてる私ですが😭、『魔道祖師』では泣かなかったです。唯一、泣きそうになったのはエロくて有名なw?『香炉』の場面です。
魏嬰の最初の夢で。
めちゃくちゃ平凡な、平穏な夢を見ているんですよ。
自分は外に働きに行って、家に帰れば藍湛が待っていて……。
波瀾万丈過ぎる彼の人生からしてみたら(なんせ一回死んでるんですから💦)、本当に真逆の、穏やかで幸せな生活。ああ、こういう夢を見るのか…と思ったら泣きそうになりました。🥲
たぶん少数派ですよねw。
ドラマも原作もそれぞれの良さがあります。ドラマだけでは分からなかった細かいことも原作読んでわかりましたし、何より幸せなふたりをたくさん読めたのが良かったです。



そして……。
『陳情令吹替版』は今週が最終話!!!
寂しい!!!!!😭
でも、11月からはアニメ第3期が始まるのです。アニメは、1話のみU-NEXTで見ました。これからそちらもコンプリートしようかなと、思っております。
『陳情令』
沼が深いです……。💧