2010年1月1日:午後4時過ぎ
コンビニで、夕食用にビールを買ってきたところで、ほっと一息。
自由に食べていいということなので、
ドルフィンベイ・ホテルのバナナとパパイヤ、オレンジをいただくことに。
夕食には早いので、少しだけホテルの近くを散歩してみることにしました。
すぐ近くを流れるワイルク川には、
マウイ・カヌーと呼ばれる伝説の岩があるとか。
ぼくたちも行って見てみることに。
ホテルを出たところで、いきなりどこかの飼い猫と目が合いました。
じっと、こちらを見たまま、目を離そうとしません。
カメラを向けてみましたが、
それでも、微動だにしませんでした。
ホテルに面している Iliahi st.から、Wainaku st. へ。
気持ち良さそうな芝生の公園がありました。
てくてく歩いて、
ワイルク川<Wailuku River>にかかる橋までやって来ました。
川上はゴツゴツした岩が、むき出しに。
[ ワイルク川にまつわる伝説(簡約)]
レインボー滝の洞窟には、月の女神ヒナ<Hina>が暮らしていました。
川の遥か上流には、クナという怪物が住んでいて、
たびたび、大きな石や丸太を流しては、嫌がらせを繰り返していました。
しかし、ヒナは一向に気にしませんでした。
業を煮やしたクナは、遂に川の水を堰き止め、
洞窟を水浸しにしてヒナを殺そうとします。
水位が上がり、逃げ場を失ったヒナは、
マウイ島ハレアカラ山に住む半神半人の息子マウイ<Maui>に、
助けを求めます。
母の声を聞いたマウイは、
大急ぎでハレアカラ山を駆け下りカヌーに飛び乗ると、
わずか2漕ぎで海峡を渡り、
猛スピードでワイルク川の河口に駆けつけます。
そのとき、あまりの勢いで陸地に突っ込んだため、
乗っていたカヌーは石になってしまいました。
(マウイ・カヌー)
マウイは、干上がった川を遡ると、堰を壊し、ヒナを救います。
さらに、クナを追いたて、
川床の穴にもぐりこんだところへ、灼熱の溶岩を流し込みました。
川の水は、あっという間に沸騰し(ボイリング・ポット)、
ついにクナは退治されたのでした。
さて、その伝説のマウイ・カヌーと呼ばれる石を橋を上から見下ろしてみると・・・。
水量が少なく、岩が露出し過ぎているからか、
よく分かりません。
ぼくたちだけでなく、他の人もこの橋から写真を撮っていたので、
おそらくこの岩で間違いないとは思うのですが・・・。
ついでなので、ぐるっと回って川下の橋からも、見てみる事に。
こちらは、
ケアヴェ・ワイルク橋<Keawe Wailuku Bridge>からの眺め。
こちらからだと、余計に分かり辛くなってしまいましたが、
あくまでも伝説なので、
しばしイメージだけ膨らませて、景色を眺めてみました。
太陽が西に傾き、そろそろ夕暮れ時となってきました。
当たり前のことなのですが、ヒロ側では太陽が山へと沈んでいきます。
ヒロに宿泊するのは今回が初めてだったので、
そんなことさえ、新鮮に感じられました。
ホテルへは、橋からPu'u'eo St.を通って、Iliahi St.へと戻ることに。
アスファルトには、昨夜の年越しを祝った花火の跡が!
午後6時10分
コキガエルの鳴き声が聞こえはじめる頃、ホテルの部屋で夕食です。
メニューは、
前日パーカーランチS.C.のスーパーで買ってきた、牛肉のステーキ。
フライパンで焼いたので、随分時間がかかってしまいましたが、
この肉のボリュームで値段は$4.40。(2人分)
信じられない安さです。
ミディアム・レアよりレアな焼き加減でしたが、美味しく頂きました。
こうして、ハワイ島滞在2日目、元日の夜は更けて行きました。
このあと、妻がへべれけに酔っ払ってしまったので、この日はこれにて終了。
翌日は、午前中はイミロア・センターへ、
午後は溶岩を見るため、プナをドライブすることにして・・・
午後11時30分
就寝
Mahalo!