2006年の1月に行って以来、事あるごとに、
「またハワイ島に行きたいなぁ~!!」とか、
「今度はいつ行くの?って、会社で訊かれちゃったよ~!」とか、
「煙が出てるハレマウマウ火口を見に行かなくていいの?」とか言いながら、
ぼくの顔色を伺う妻に、
「スケジュールが取れないよ。」とか、
「決して景気が良い訳じゃないんだし・・・」とか、
「ハワイ島も人が増えて、雰囲気が変わってたし・・・」とか、
「英語もすっかり使わなくなって自信ないなぁ・・・」とか、
「燃油サーチャージなんて払いたくないよ。」とか、
「あっ!パスポートの期限も切れちゃったし・・・」などなど、
様々な理由をつけては宥めすかし、
さらには、妻に殴られるのも覚悟の上で、
「ほら、スパリゾート・ハワイアンズなら国内だし、安上がりじゃん。」
と言ってみたりしながら、何とか凌いできた丸3年。
しかし、今年に入ってからは、いよいよ我慢も限界に達してきたのか、
妻は、毎日毎日、来る日も来る日も、
Webや最新のガイドブックでチェックしたハワイ島関連の情報や、
自分なりの予定をぼくに吹込みます。
「キングス・ショップのフードコートは、クイーンズ・マーケットプレイスに引っ越したみたいよ。」とか、
「今度はヒロでも宿泊するでしょ?」とか、
「知ってる?ハワイで花火をやっていいのは、年越しだけなんだって。
だから、その日は凄いらしいよ~。」とか、
「大晦日のシグ・ゼーンはセールなんだって~。」とか、
「海から溶岩を見るツアーが始まったんだよ。見たいよね~。」とか、
「また、トレッキングしないとね~?」とか、
「コナには、何泊する?」とか、
まるでハワイ島に行くことがすでに決定しているかのような勢い。
それでも、「よし、行こう!」とは言わないぼくに痺れを切らした妻は、
「いつまでも先延ばしにしてたら、
そのうち親の介護とかが始まって、
海外旅行に出かけるなんて何年も出来なくなっちゃうんだよっ!!!」と、
職場の先輩から聞きかじってきたらしい訳の分からない理由で、
ぼくを説得しようとする始末。
5月のゴールデン・ウィークも過ぎ、
「まだ、お正月に行けるかどうか分からないけど、
とりあえずパスポートだけでも取っておこうか。」と、
気休めに答えてしまったのが、運のつき。
早速、妻の頭の中では年末に向けてのスケジュールが組まれ始めたようでした。
[2009年6月11日、パスポート取得]
とりあえず、『これで妻も、秋くらいまではおとなしくなるかな』と思っていたら、
7月に入った途端、
「飛行機のチケットは、いつ予約するの?」と言い出しました。
「まだ7月なのに、そんな先のことは分からないよ。」
「はぁ?何言ってるの?!年末直前にチケットが取れると思ってるわけ?
バッカじゃないの?
今のうちに予約しなくてどうするのよ!」
と、ぼくをP C の前に座らせます。
「でも・・・もし、今チケットを買って、2、3ヶ月後にやっぱり行けないってことになったら、どうするんだよ?」と渋ると、
「その時はその時で、考えればいいじゃない。
キャンセル料払ってもいいから。」とまで、言います。
「そんなもったいないこと出来るわけないだろ!」とぼくがこたえると、
待ってましたとばかりに、
「だ・か・ら~、キャンセルしなくて済むように努力しよう」
そう言って、微笑みます。
「それに10月からは、燃油サーチャージがまた復活するんでしょ?
今のうちにチケット買っておけば、サーチャージ代は付かないんだよ~」
「たしかに・・・。」それも一理あるなと、思わず頷くぼく。
「とりあえず、今日は仮の予約だけでもしてみようよ~!
購入しなければ、キャンセル料は取られないんだから。」
「そうだな~・・・。」
「ほら、ここをクリックしてみて・・・・。」
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そして、1週間後。
気がつけば、ぼくの手元にはチケット控えが!?!?!?
[2009年7月27日、航空券購入]
準備編(2)に続く・・・