ハワイ島はもとより、
ハワイ諸島の生い立ちを語る上で外せない場所、
そして、信仰の対象でもある場所へと行ってみました。
ヒロから、Kilauea を目指して11号線を上っていきます。
上り坂なのに、下っているように見えたりする不思議な道です。
やがて、ハワイ火山国立公園エリアへ。
MM28を過ぎ、パークの標識があるところで左折。
すぐにパーク・エントランス①に到着です。
ここで、入園料10ドル(車1台につき)を払うと、
「レシートは一週間有効のパスになる。」と説明を受け、
パンフレットを貰いました。
いよいよ、
キラウエア・カルデラを一周するクレーター・リム・ドライブ<Crater Rim Dr.>を走行。
まずは、ジャガー博物館を目指します。
ハワイ火山国立公園地図
キラウエア・ビジター・センター<Kilauea Visitor Center>を通り過ぎ、
スチーム・ベント<Steam Vents>②
地下にしみこんだ雨水が熱せられ、水蒸気となって噴き出している所を過ぎ、
(以前米兵は、このあたりの蒸気の出ている上に小屋を建て、サウナとして利用していたそうです。)
キラウエア・ミリタリー・キャンプ<Kilauea Military Camp>③
(米軍の施設ですが、事前に申し入れれば、中で食事もできるそうです。)
も通り過ぎて、
ジャガー博物館の大きな駐車場へ。
車を降りると、やはり山の上だけあって、少し肌寒く感じます。
ジャンパーを羽織って、博物館の前へ。
ふと見ると、
レフアが咲いていました。
そして、ついに火の女神ペレの住処と言われる、
ハレマウマウ・クレーター<Halema'uma'u Crater>④を臨む場所に!
(拡大できます。)
このスケールの大きさ、迫力は、やはり実際に見て初めて実感できるものでした。
火口の中の火口と呼ばれるハレマウマウは、
周囲約17キロのカルデラの中に、
さらに穿たれた幅900m深さ90mの巨大なクレーター。
この景色の前では、言葉もなく、ただただ見つめることしかできませんでした。
100年前には、2分の1の大きさの火口とはいえ、
溶岩が溢れ出る煮えたぎった湖だったようで、
想像するだけでも、恐ろしいかぎりです。
1924年の活動で今の大きさになり、
1982年の活動以来、今のところ、ペレは穏やかに暮らしているようです。
見つめるうちに、
火口から立ち上る蒸気が、ペレの息遣いのように見えてきました。
(拡大できます。)
キラウエア・カルデラ<Kilauea Caldera>の、
広大な景色に見とれ、雲の近さをひしひしと感じました。
ハワイ島の自然の驚異を感じながら、
もっと近くから覗いて見たいと、クレーターの反対側に回ってみることに。
(ハレマウマウ#2につづく)