8月30日午後11時過ぎ(日本時間)
【JAL770便】
タキシングすること約1時間。
ようやく離陸したJAL770便は、一路コナ国際空港を目指した。
飛行高度に達し、シートベルトサインが消えるも、
安全のため着席時はシートベルトをお締めくださいとアナウンスがあった。
ぼくは、さっそくスマホを充電し、
到着後の予定を考えて、少しでも体を休めようと目を閉じたまま静かにしていた。
隣で妻は、さっそく映画を観はじめた。
座席はJAL SKY WIDER。
エコノミーながら、シートピッチ拡大と座席のスリム化で足元スペースがひろがっていて、
かなりすっきり。
思っていた以上にゆったりとしていて、快適だった。
ほどなく、機内ではドリンクサービスが始まり、
ふたりとも、
オリジナルカクテルのスカイ・ロワイヤル(スパークリングワインをスカイタイムで割る)をオーダー。
リゾッチャの頃にはゆず、そしてシークワーサー味もあったけれど、今回のスカイタイムはキウイ味。
すっきりとしていてとても飲みやすい。
亀田製菓とのコラボ、あられミックスも配られた。
そして、妻お待ちかねの機内食。
搭乗前に食事ができなかったためか、すっかり空腹のようす。
配られるやいなや、そそくさと手を付け始めた。
今回は、L'Effervesceneのエグゼクティブシェフ生江史伸(ナミエシノブ)監修のサマーメニュー。
「Beef or Chicken の選択は、もはや無いんだ。」と独りごつ、ぼく。
・若鶏のガランティーヌ ソースアラビアータ
・穴子のエスカベッシュ
・フレッシュサラダ ドレッシング
・マンゴーパッション バナナのミルクレープ
9/31までのメニューを、赤ワインとともに頂くことにした。
ナイフ&フォークが一時期プラスチックだった記憶があるが、これも金属製に戻っていた。
「なんだか浦島太郎みたいな気分だ。」
などと、10年ぶりのコナ直行便の機内で時代の移り変わりを実感しながら食事。
もちろん味は、文句なし。
ワインも飲み終わり気持ち良く酔ったところで、数時間後にはクルマを運転することに気づいた。
以前もそうだったのだが、今更ながら大丈夫だろうかとふと不安に。
ちなみに、簡易朝食も、機内食の食事後に配られた。
袋の中には、創業50周年を迎えるヨックモックが入っていた。
これがまた、美味しかった!
さて、機内食を食べ終えた後は、なるべく睡眠をとることにした。
とはいえ、熟睡はとうてい無理。寝たり覚めたりを繰り返すのみ。
隣の席で妻は、食事の間中断していた映画の続きを観はじめていた。
映画に感動しているのか、涙を流しながら鼻をすすっている。
終盤に向かうにつれ感極まったのか、その回数とすすり上げる音も大きくなり、
そのたびに眠りから覚まされたぼくは、内心イラッとしていた。
それでも、(たのむから寝かせてくれ!)のひと言をぐっと飲み込み、
パスポートケースにしまってあった耳栓を取り出した。
飛行機は積乱雲で軽く揺れたものの、ほぼ問題なく飛行。
日付変更線を越え、
間もなく、なつかしのハワイ島上空。
以前なら、このタイミングで税関申告書が配られ、機内で記入したものだが、
一向にその気配がない。
自宅でダウロードしたものに入力を済ませ、プリントアウトしたものまで持参していたが、
ほかの乗客は用意できているのだろうかと、余計な心配までしていると、
「日本からハワイに入国する際は、税関申告書も免除になりました。」とのアナウンスが!
いやはや、まったく簡素になったものだ。
なお、コナ空港到着時に、じつは成田空港が混雑していたため出発が遅れ、
「ご迷惑をおかけしました。」と機長からのアナウンスがあった。
8/30(金)午前10時20分(ハワイ時間)
予定より5分ほど遅れて、飛行機は無事ランディング。
機窓から見える懐かしい空港の景色に、胸が高鳴った。
Mahalo Nui!