2010年1月1日
午前8時55分
車に乗り込み、ホテルを出発。
ドルフィン・ベイ・ホテルでもらったヒロ周辺の地図をもとに、
午前中は山側をドライブです。
最初の目的地は、レインボー滝。
ワイルク川<Wailuku River>の上流をめざし、
ワイアヌエヌエ大通り<Waianuenue Ave.>を走り始めること5分。
あっという間に到着しました。
ちなみに、ワイアヌエヌエ<Waianuenue>とは、
『水の中に見える虹』というハワイ語で、レインボー滝の別名です。
午前9時10分
<Rainbow Falls>
あまりに有名な観光スポットですが、訪れたのは今回が初めて。
(←拡大できます)
駐車場には、すでに大型観光バスが2台も停車中。
様々な人種の観光客がいます。
とりあえず、彼らが記念写真などを撮っている間、
ぼくたちは駐車場脇の階段をのぼって、
滝を上から見てみることにしました。
残念ながら、水量が乏し過ぎて滝は見えず、
岩ばかりがむき出しとなったゴツゴツとした川の景色。
(昨年ヒロ側は、天候に恵まれ、かなり雨量が少なかったそうです。)
ちょっとガッカリなぼくたちの横で、
男女4人の若者が、柵の前で下を覗きこんでいました。
彼らも、団体客を避けているようですが、
たたずむ気配がぼくたちとは違う気がします。
少し気になりましたが、
あまりジロジロと見るわけにもいかず、早々に階段を下りて駐車場へ。
すると、ちょうど観光バス2台が、それぞれ駐車場を出て行くところでした。
人影がなくなり静かになったところで、じっくり滝を見学。
(←拡大できます)
滝下の洞窟は、女神ヒナ<Hina>が住んでいた場所。
あるとき、水に棲む怪獣がワイルク川の水を堰き止め、
洞窟を水浸しにしてヒナを殺そうとしました。
それを知った半神半人の息子マウイが、
海から助けに駆けつけたという神話の地でもあります。
じつは、レインボー滝についてぼくは誤解をしていました。
落差5メートルくらいの小さなものだと思い込んでいたのです。
しかし、実際に見た滝の高さは、24m。
自分の中のイメージとギャップがあっただけに、ちょっとした感動を憶えました。
ただ、水の量が少ないことはやはり残念。
当然、虹も見られず終い。
「そりゃ、そうだよね。」
そう呟いたとき、
『?!?!?!』
ぼくたちは、とんでもない光景を目にしたのです。
なんと、滝の上に人の姿が!!!
「ひとり・・・ふたり・・・さん、いや・・・4人も?」
「まさか、あのひとたち?!」
さっき、滝を上から覗いていた若者たちが、柵を越えて降りてきたようです。
それも、人がいなくなるタイミングを見計らったかのように。
「いったい何をするつもりだ?」
ぼくたちが見つめているさきで、
彼らはなんと、
手に持ったコップで流れ落ちる水を汲み、飲みはじめたのです。
「なぜ~~~?」
彼らが、そうまでして滝の水を飲む理由が分かりません。
何か、謂れがあるのでしょうか?
「レインボー滝の水を飲むと、マナが宿るとか?」と、妻。
「・・・霊水みたいなこと?う~ん、聞いたことないなぁ。」と、ぼく。
「じゃぁ、喉が渇いたから?」
「えっ、そんな理由で?」
よく見ると、4人のうちひとりは日本人女性のようにも見えます。
行動もさることながら、衛生的にも如何なものかと疑問を抱きつつ、
ぼくたちは車に戻ることに。
と、そこへ、
ROBERTS HAWAIIの観光バスがやって来ました。
降りてきたのは、日本人ツアーの団体。
当然、彼らも滝を見に向かいます。
記念撮影をはじめた彼らの目には、滝の上の人影がどう映ったのでしょうか?
気になりつつも、
ぼくたちは車に乗り込み、
次の目的地に向かうため、ワイアヌエヌエ大通りへ。
午前9時33分
レインボー滝から2.4キロ上流の、
ボイリング・ポットに到着。
ピクニック・テーブルやトイレもあり、
芝生もキレイに植えられていている気持ちのいい公園です。
(↑拡大できます)
(←拡大できます)
ぺエペエ滝から流れてきた水が、
滝つぼで沸騰しているかのように泡立つことから名付けられた、
ボイリング・ポット<Boiling Pots>
レインボー滝の上流ですから、こちらも水量が少なく、
とてもボイルしているとは言い難い状況でした。
(←拡大できます)
きっと、水量が多ければ、見応えのある景色だったと思います。
残念だけれど、10分ほどで公園をあとにし、
続いてラバ・チューブの『カウマナ・ケーブ』へ移動しました。
Mahalo.