快晴の昨日、みなとみらいのぷかり桟橋まで行ってきました。
もちろん、Hokule'a 号を見るためです。
今年1月にハワイ島を出発した『幸せ(喜び)の星』号は、
かつて日本からハワイへの移民(僕の曽祖父もその一人でした。)を送り出した港、
横浜にやってきました。
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およそ30年前、ホクレア号がタヒチまでの往復航海を成功させるまでは、
『古代ポリネシア人による遠洋航海は不可能だった』というのが、
学会の見解だったそうです。
しかし、失われかけていた航法(スターナビゲーション)だけを頼りに、
わずか全長19mのカヌーで太平洋を往復できたことは、
当時、ハワイ語やフラの復活とともに、
ハワイの民族意識を高めるとても大きな出来事だったようです。
そのカヌーが、今、目の前に停泊しています。
理屈を抜きにしても、
この小さなカヌーが実際に太平洋を渡って日本までやって来たのかと思うと、
素直に感動です。
後ろには、同行してきたヨット、Kama Hele 号も停泊。
(スポンサーとはいえ、ヤン坊マー坊の大漁旗には、ちょっと笑ってしまいました。)
写真を撮っていると、
いつの間にか僕の隣に、ホクレア号の船長ナイノア・トンプソンさんが立っていたのでビックリしました。
他の人と会話中だったので、話かけるタイミングを逃してしまい、ちょっと後悔。
それにしても、多くの人が見学に訪れていて、
皆それぞれに、熱心に説明を聞いていました。
週末には、数箇所でイベントが催されるようなので、
時間があればまた行ってみようと思っています。