今日は、現代語訳「信長公記」について
語ってみたいと思う。
『現代語訳信長公記』
太田牛一・著
中川太古・訳
新人物文庫
発行・株式会社KADOKAWA
こてくんの評価
信長の意外性★★★★
血なまぐささ★★★★★
切腹・処刑の多さ★★★★
ニヤリ度★★★★★
子供の健気さ★★★★★
女性へのお薦め度(マイナス☆☆☆・笑)
と、まあ、人質が処刑されるシーンが所々、
散見しますので、女性にはお薦め出来ない
本なのですが、
将来の禍根を絶つ為の処刑でもあるので、
一概に悪いともいえず、
そこがこてくんの困った所でもあります。
(反抗する一族を根絶やしにしないと、
本人が信長に反抗する意思が全然無くても
将来また担がれる恐れもあり、
本当の無辜の民が、その戦いに巻き込まれ
亡くなってしまう恐れがあるのなら、
可哀想なのは承知の上で、
やはりそこは仕方がない・・・・
・・・・とも最近思うようになってきました。
難しい問題です・・・・。)
さて・・・・やはり、血なまぐさい感想を
書こうと最初は思ったのですが、
それでは他の人の感想をおんなじになって
しまいますので、
血なまぐさいのは最初だけに留めて
置く事にしましょう。
まずは荒木村重の謀反の為に殺された
侍女や若党である。
今に例えると『バイト』・・・・みたいな
ものである。
その陣営に属しているだけで、焼き殺されて
しまうのである。
もしかしたら、その中にも『異能者』がいたかも
しれない可能性があったかもしれないのに・・・・。
そして長島の一揆の焼き殺し・・・・
これだけでも2万人は焼き殺されたようで、
加賀・越前を平定した折には、
捕虜12250余人。
生け捕りにした者と斬首された者を
合わせると。3・4万人になったか
と書かれている・・・・。
と、まあ、読んでいても恐ろしい
光景が広がっています・・・・。
一方・・・・
信長は仮想踊り、盆踊りで天人の扮装をして女踊りをし、
年寄りたちに親しく言葉をかけ、
団扇であおいだり、「お茶を飲まれよ」と
すすめたりしている。
そして、多くの女を誘拐して80人ばかり売ったと
白状した人売り女を処刑した
ことも書かれており、
4月1日、
織田信忠のお小姓衆、佐治新太郎と
金森甚七郎とが口論の末に切り合いとなり、
甚七郎は刺し殺され、新太郎は切腹して
果てた。
二人とも年齢は二十ほどの者である。
喧嘩とはいえ手練の技を見せ、
上下ともに感じ入った。
(338ページ)
という、こてくんが気になる喧嘩を
した猛者の事も書かれており、
3月16日に今川氏真が挨拶に来て「百端帆」を献上
したおりに、氏真が蹴鞠をするということを聞いて
信長は3月20日に相国寺でやって見せて
くれるように頼み、20日にそれを見物
するというお茶目ぶりである。
ちなみに、作者もお茶目に少し登場する
・・・・二の丸の入り口にある高い建物の
上に太田牛一がただ一人で上がり、
無駄矢なく矢を射かけていたのを信長が見て、
「小気味よい見事な働きである」
と、三度も使いの者をよこした。
称賛して、知行を増やしてくれた。
信長大いに喜び・・・・
とか
信長の喜びようは・・・・
とかがたくさん書かれていて
面白い。
信長さんは、『褒める』のがうまいのだろうか??
といった印象をうけました。
まあ、書いている人が信長さんの部下ですから・・・・
(しかし、7歳年上だ・・・・。
その辺の人生経験の余裕があるのかもしれない・笑)
と思って読んでいるのですが、意外といろんなことが、
淡々と書いてあるのが嬉しいです。
ではではっ。
語ってみたいと思う。
『現代語訳信長公記』
太田牛一・著
中川太古・訳
新人物文庫
発行・株式会社KADOKAWA
こてくんの評価
信長の意外性★★★★
血なまぐささ★★★★★
切腹・処刑の多さ★★★★
ニヤリ度★★★★★
子供の健気さ★★★★★
女性へのお薦め度(マイナス☆☆☆・笑)
と、まあ、人質が処刑されるシーンが所々、
散見しますので、女性にはお薦め出来ない
本なのですが、
将来の禍根を絶つ為の処刑でもあるので、
一概に悪いともいえず、
そこがこてくんの困った所でもあります。
(反抗する一族を根絶やしにしないと、
本人が信長に反抗する意思が全然無くても
将来また担がれる恐れもあり、
本当の無辜の民が、その戦いに巻き込まれ
亡くなってしまう恐れがあるのなら、
可哀想なのは承知の上で、
やはりそこは仕方がない・・・・
・・・・とも最近思うようになってきました。
難しい問題です・・・・。)
さて・・・・やはり、血なまぐさい感想を
書こうと最初は思ったのですが、
それでは他の人の感想をおんなじになって
しまいますので、
血なまぐさいのは最初だけに留めて
置く事にしましょう。
まずは荒木村重の謀反の為に殺された
侍女や若党である。
今に例えると『バイト』・・・・みたいな
ものである。
その陣営に属しているだけで、焼き殺されて
しまうのである。
もしかしたら、その中にも『異能者』がいたかも
しれない可能性があったかもしれないのに・・・・。
そして長島の一揆の焼き殺し・・・・
これだけでも2万人は焼き殺されたようで、
加賀・越前を平定した折には、
捕虜12250余人。
生け捕りにした者と斬首された者を
合わせると。3・4万人になったか
と書かれている・・・・。
と、まあ、読んでいても恐ろしい
光景が広がっています・・・・。
一方・・・・
信長は仮想踊り、盆踊りで天人の扮装をして女踊りをし、
年寄りたちに親しく言葉をかけ、
団扇であおいだり、「お茶を飲まれよ」と
すすめたりしている。
そして、多くの女を誘拐して80人ばかり売ったと
白状した人売り女を処刑した
ことも書かれており、
4月1日、
織田信忠のお小姓衆、佐治新太郎と
金森甚七郎とが口論の末に切り合いとなり、
甚七郎は刺し殺され、新太郎は切腹して
果てた。
二人とも年齢は二十ほどの者である。
喧嘩とはいえ手練の技を見せ、
上下ともに感じ入った。
(338ページ)
という、こてくんが気になる喧嘩を
した猛者の事も書かれており、
3月16日に今川氏真が挨拶に来て「百端帆」を献上
したおりに、氏真が蹴鞠をするということを聞いて
信長は3月20日に相国寺でやって見せて
くれるように頼み、20日にそれを見物
するというお茶目ぶりである。
ちなみに、作者もお茶目に少し登場する
・・・・二の丸の入り口にある高い建物の
上に太田牛一がただ一人で上がり、
無駄矢なく矢を射かけていたのを信長が見て、
「小気味よい見事な働きである」
と、三度も使いの者をよこした。
称賛して、知行を増やしてくれた。
信長大いに喜び・・・・
とか
信長の喜びようは・・・・
とかがたくさん書かれていて
面白い。
信長さんは、『褒める』のがうまいのだろうか??
といった印象をうけました。
まあ、書いている人が信長さんの部下ですから・・・・
(しかし、7歳年上だ・・・・。
その辺の人生経験の余裕があるのかもしれない・笑)
と思って読んでいるのですが、意外といろんなことが、
淡々と書いてあるのが嬉しいです。
ではではっ。