大誤審もなくなるか?
おさえておきたい!W杯の新ルール2014.06.10
web R25 さんより
「給水タイム」が採用される目安は気温31度。
厳しい暑さが予想される北東部、中西部でグループリーグを
戦う日本代表の試合でも採用される可能性は高い
4年に1度のサッカーの祭典、2014 FIFAワールドカップ
(以下、W杯)がいよいよ開催目前だ。
日頃それほどサッカーに興味がない人も、この時期ばかりは
全世界のサッカーファンと同じくテレビに釘付けになって、
超一流選手たちの華麗なプレーに胸を躍らせることだろう。
さて、W杯は世界最大のサッカー大会であると同時に、
国際サッカー連盟が取り仕切るサッカーの
新ルールや新常識を世界中にお披露目する舞台という
役割も果たしている。
そして大会自体のルールも、回を重ねるごとに
微妙な変更がされていることをご存じだろうか。
節目となる20回目の記念大会でもある今回は、
主に次のような変更点がある。
●「ゴールの機械判定」の採用
わずか4人の審判にゲームの進行を委ねる
サッカーには誤審がつきものだが、
なかでも「ゴール判定」の誤審は、過去のW杯でも物議を
醸してきた。
そこで2012年、FIFA本部で行われた
国際サッカー評議会(IFAB)の会合によって、
国際大会における「ゴールライン・テクノロジー」の
導入が承認された。
これまで審判の肉眼によって判断されてきた
「ゴールラインを越えているか、いないか」
の判定が機械化されることで、
ゲームの勝敗を直接的に左右する大誤審は起こりづらくなりそうだ。
●暑すぎる環境での選手の体調を考慮した「給水タイム」を採用
サッカーの試合時間は前後半45分ずつ、
間に15分程度のハーフタイムを挟むというのが
昔からの常識だが、今大会では開催国ブラジルの
高温多湿な環境と選手たちの体調を考慮し、
「給水タイムアウト」が導入されることになった。
試合開始時にピッチの気温を測定し、
一定の条件が満たされれば、
前後半に1度ずつ水分補給を行うためのタイムアウトが行われる。
●「ユニフォームをめくり上げるパフォーマンス」の規制厳格化
世界中が注目するW杯では、
選手がユニフォームの下のアンダーシャツに書いた
「メッセージ」を見せつけるパフォーマンスがおなじみだ。
しかし、今大会からはこれが一律で禁止され、
出場停止などの処分の対処になる。
これまでも政治的、宗教的な主張や広告を示すことは
禁止されていたが、一方で感謝の気持ちや追悼の意を
捧げるメッセージもあり、規制の線引きが難しかった。
今大会からは、あらゆる内容のメッセージを規制することで、
グレーゾーンが排除される形だ。
ほかにも細かいルール変更はいくつかあるが、
これだけ覚えておけば、観戦中に「以前と何か違うかも?」と
違和感を覚えることもないはず。
それではみなさん、よいW 杯を!
(呉 琢磨 さん)
【こてくんの感想】
超・昔のワールドカップには、イエローカード
レッドカードも無かったし、
選手の交代なんて・・・・という時代もありました。
ちなみに・・・
☆イエローカード・レッドカードが導入された
大会
☆選手交代が認められた大会(2名まで)
☆試合中の水分補給が認められた大会
は奇もしくも同じ大会で、
1970年のメキシコ大会です。
(Number誌853号54ページ より)
エドソン・アランチス・ドゥ・ナシメントさんこと(ペレさん)に
対するファールが酷かったために
レッドカードとかが導入され選手交代が認められるように
なったとかとか・・・・。