ようやく『史記 武帝紀』6・7巻を読み終えました。
李陵の匈奴での生活。そして漢との戦い。
男の子としては大事なたまたまをとられてしまった、
司馬遷と、劉徹こと漢の武帝の静かなる対決。
部下・桑弘羊の苦悩。
『蘇武のモンハンみたいな狩猟生活。』 (笑)
なんでも望めば叶うといわれた今上帝(武帝)である陛下と
『死』への恐怖。
とかとか、いろんなものが交錯して、
見事な本に仕上がっています。
それにしても・・・・無辜な人が、意味もなく
死にすぎましたなぁ~~~~~。
虚しさを知ると思わず嘆息してしまう、
そんな諦観に似た気持ちも去来します。
江充の、※巫蠱(ふこ)摘発は、時の丞相を獄死させる程の
酷いもので、6巻あたりでは猛威をふるっていて、
誰も止められない・・・・・はずだった。
※ふこ【巫蠱】・・・・巫女(みこ)やまじない師。
また、まじないで、人をのろう こと
そして、それが皇太子にも及ぶ・・・・。
江充は、以前皇太子がしたある違反を武帝に告げ口
していたので、皇太子が皇帝になった時に、
逆に殺されるのでは・・・・と思い、
その前に巫蠱の罪に陥れようとしたのだ。
7巻の始め・・・・皇太子は逆に江充を返り討ちにし、
江充は歴史の表舞台から退場させられたのだが、
その行為が反逆罪となってしまって、
皇帝に討伐され自殺・・・・。
とまあ、武帝の末期は全盛期を思わせないような、
とてつもない変調ぶりのように見える。
そして、武帝最後の匈奴戦がはじまる・・・・。
はたして有終の美を飾れるのであろうか・・・・。
ちなみに、武帝亡き後のこともちょこっと
書かれているのがうれしいです。
李陵の匈奴での生活。そして漢との戦い。
男の子としては大事なたまたまをとられてしまった、
司馬遷と、劉徹こと漢の武帝の静かなる対決。
部下・桑弘羊の苦悩。
『蘇武のモンハンみたいな狩猟生活。』 (笑)
なんでも望めば叶うといわれた今上帝(武帝)である陛下と
『死』への恐怖。
とかとか、いろんなものが交錯して、
見事な本に仕上がっています。
それにしても・・・・無辜な人が、意味もなく
死にすぎましたなぁ~~~~~。
虚しさを知ると思わず嘆息してしまう、
そんな諦観に似た気持ちも去来します。
江充の、※巫蠱(ふこ)摘発は、時の丞相を獄死させる程の
酷いもので、6巻あたりでは猛威をふるっていて、
誰も止められない・・・・・はずだった。
※ふこ【巫蠱】・・・・巫女(みこ)やまじない師。
また、まじないで、人をのろう こと
そして、それが皇太子にも及ぶ・・・・。
江充は、以前皇太子がしたある違反を武帝に告げ口
していたので、皇太子が皇帝になった時に、
逆に殺されるのでは・・・・と思い、
その前に巫蠱の罪に陥れようとしたのだ。
7巻の始め・・・・皇太子は逆に江充を返り討ちにし、
江充は歴史の表舞台から退場させられたのだが、
その行為が反逆罪となってしまって、
皇帝に討伐され自殺・・・・。
とまあ、武帝の末期は全盛期を思わせないような、
とてつもない変調ぶりのように見える。
そして、武帝最後の匈奴戦がはじまる・・・・。
はたして有終の美を飾れるのであろうか・・・・。
ちなみに、武帝亡き後のこともちょこっと
書かれているのがうれしいです。