かおりんふぁんこてくんのひまつぶし自分史

かおりん(南かおりさん・関西のMCタレント)ふぁんのこてくんの独り言が書いて あります。将棋「も」大好きです。

北方謙三さんの『史記 武帝紀』6・7巻を読み終える。

2014-04-15 20:19:02 | たんぎん立ち読み委員会
ようやく『史記 武帝紀』6・7巻を読み終えました。


李陵の匈奴での生活。そして漢との戦い。

男の子としては大事なたまたまをとられてしまった、
司馬遷と、劉徹こと漢の武帝の静かなる対決。

部下・桑弘羊の苦悩。

『蘇武のモンハンみたいな狩猟生活。』 (笑)

なんでも望めば叶うといわれた今上帝(武帝)である陛下と
『死』への恐怖。


とかとか、いろんなものが交錯して、
見事な本に仕上がっています。


それにしても・・・・無辜な人が、意味もなく
死にすぎましたなぁ~~~~~。


虚しさを知ると思わず嘆息してしまう、

そんな諦観に似た気持ちも去来します。


江充の、※巫蠱(ふこ)摘発は、時の丞相を獄死させる程の
酷いもので、6巻あたりでは猛威をふるっていて、
誰も止められない・・・・・はずだった。


※ふこ【巫蠱】・・・・巫女(みこ)やまじない師。
また、まじないで、人をのろう こと




そして、それが皇太子にも及ぶ・・・・。

江充は、以前皇太子がしたある違反を武帝に告げ口
していたので、皇太子が皇帝になった時に、
逆に殺されるのでは・・・・と思い、
その前に巫蠱の罪に陥れようとしたのだ。

7巻の始め・・・・皇太子は逆に江充を返り討ちにし、
江充は歴史の表舞台から退場させられたのだが、
その行為が反逆罪となってしまって、
皇帝に討伐され自殺・・・・。


とまあ、武帝の末期は全盛期を思わせないような、
とてつもない変調ぶりのように見える。


そして、武帝最後の匈奴戦がはじまる・・・・。
はたして有終の美を飾れるのであろうか・・・・。



ちなみに、武帝亡き後のこともちょこっと
書かれているのがうれしいです。


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