『妻が口をきいてくれません』
夫がしばらく前から探していた、コミックエッセイだ。
夫はスマホで途中まで読み、最後がみられず気になっていたらしい。
ある書店で本を見つけ、「最後だけわかれば」と、夫は立ち読みを始めた。
横で見ていた私は、段々自分も読みたくなり。
夫から本を取り上げ、購入した。
その夜、夫がまず読み、私が次に読んだ。
本の中の夫婦は、6年間も口をきかない生活をおくっている。
読み心地は、心にささる本だった。
読み終えた後の夫との語らいは、お互い正直で、忘れられないものとなった。
二人で本を読む。
機会がもてそうで、もてないもの。
心をよせてみたい。
のんのん