ちびたのつめとぎ

のんのんの呟き(52)



のんのんです。


今日は祖母が出した短歌の本、『捩り花』が目にはいり。


今の時間にやってきました。


母方の祖母は、執念の女(ひと)。


農家の仕事をしながら、短歌を詠んでいた。


祖父は粗削りで、祖母に短気を起こし。


それでも祖母は晩年、働き者の祖父を褒める短歌を作っていた。


夫婦は深いと。


祖父への短歌を目にするたび、考えさせられた。


祖母と最後に会った時。


『捩り花』をみせたら、頭を振った。


「なんにもならないものだよ」と言うように。


その静かな否定は、かなしかった。


祖母のすべてがつまっているのに。


私はなにも言えなかった。


それが最後の思い出。


私は祖母が大好きだった。


今でも祖母を思い出せば、笑顔になれる。


祖母の努力には到底、追いつけない。


小さい体で、大きな魂を持った人だった。


私に一体何ができるだろう。


猫のちびたに会いに来て下さり、ありがとうございます。


またのご来訪お待ちしております。



そらがみえるの。
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