姉御肌とワイルドな空気がにじみ出る本作の登場人物。気さくで友達付き合いは良いのだが、場の空気を読むのが苦手でいつも誰かしらに怒られている。本人に悪気が全くないというのはみんな承知しているのか、こんな性格でも友達は多い。
男勝りで体を動かすのが大好きなため、よくバスケ部の助っ人に呼ばれている。がしかし、やはりここでも性格が作用してしまいチームプレイを無視し、あげく反則をしようともプレイを続行し退場させられるまでバスケットコートに惨劇と悪魔の笑い声を撒き散らす。
そんな彼女だが、意外にも歌が得意で「声楽部のローレライ」の異名を付けられるほどに上手い(ローレライという言葉自体が褒め言葉に相応しいとも思えないが)。その美しい歌声につられ、正体を知らない生徒が部室に入ってきた瞬間その夢を壊すのも彼女の楽しみの一つらしい。(夢の)創造と破壊は紙一重なのである。
また、後輩である若松博隆(以降若)を気に入っていて彼にはローレライの正体を告げていない。