幼稚園のPTAや自治会の取り組みとして 近年 救命講習を受ける機会があり、
何度か 受講しました。
平成13年に受けた時は、意識を調べる際 喉で 脈を確認したけれど、
平成16年に受けた時は、脈を確認するのは 難しいだろうとかで 呼びかけと反応だけになっていました。
そして 今年は AED(自動体外式除細動器)を用いる心肺蘇生法となり、
去年受けたばかりでしたが 再度 受講しました。
(受講は 2~3年毎で良いそうです)
除細動が必要なわけ。
心臓が停止すると血流が止まり 4分以内に脳に障害が発生する。
心疾病(心筋梗塞など)では 心臓のリズムが 心室細動という状態になることが多く、
心臓の筋肉がけいれんし 通常のポンプの役割を果たせなくなる。
その様な場合、心臓に電気ショックを加え 細動を取り除き 通常のリズムに戻す事が 『除細動』であり、除細動は 心停止から5分以内に行なう事が 蘇生ひいては 社会復帰させる為に大変重要である。 (大体は テキストより)
AEDがない場合の心肺蘇生法は
傷病者の意識がなく 呼吸をしていない場合、気道を確保し
人工呼吸(2回)と心臓マッサージ(15回)を 回復するまで、又は救急車が到着するまで続ける。
心臓マッサージは 施す者の上体の体重を利用して押す為、
続けると 結構疲れて大変です。
AEDがある場合、装置の到着まで 心肺蘇生を行います。
AEDは 「意識なし」 「呼吸なし」 「循環サインなし」の場合にのみ 使用。
(循環サイン:呼吸をしているか・咳をしているか・体に動きがあるか)
装置が届いたら電源を入れ、傷病者の上半身を裸にし、装置の音声指示に沿いながら
電極パッドを胸部にしっかりと貼り付けます。
パッドに 貼る位置が 絵で描かれていますが、片方は右肩に近い面と もう片方は左脇の辺りになります。
電気が より心臓を通る様にする為です。
・心臓病患者で ペースメーカーや体内除細動器がある場合は その部位から3cm離して、
金属製のアクセサリーは 外せるなら外し、外せないなら 出来るだけ離した位置に貼る。
・体が 汗や水などで 濡れている場合は 貼り付ける場所を よくふく。
・体とパッドにすき間が出来ないように 密着させる。
(講習用では 粘着力が落ちている場合がありますが、新しい物は かなりの粘着力だそうです)
これらの事に注意しパッドをセットすると 傷病者から離れるよう装置の指示があり、
自動で心電図の解析が行なわれます。
除細動器が 除細動の必要があると判断すると 「電気ショックが必要です」などの
メッセージが流れ、自動的に充電が始まります。
充電が完了すると 「除細動(ショック)ボタンを押してください」などのメッセージが流れるので、傷病者から離れるよう注意し、触れていない事を確認後 ボタンを押します。
ショック後、再び 自動的に心電図が解析されるので その間 傷病者に触れてはいけません。
再度 ショックが必要なら AEDの指示に従い 連続3回まで行なう事が出来ます。
AEDには 幾つか機種があり、若干操作も異なるので、それぞれの装置の指示にそった操作をする。
ショックの必要がないメッセージがあれば、AEDは付けたまま 循環サインを確認し、
循環サインがなければ 心配蘇生法を実施。 再度 AEDが解析 ショックの充電を始めるようなら 指示に従う。
AEDは 一定時間毎に 心電図を解析するため 付けたままにする。
体に動きがあっても 呼吸が止まっている場合は人工呼吸を。
循環サインが確認された場合、ようやく心肺蘇生法を中止し 傷病者の体を横向きにして注意深く観察を続ける。
※「電気ショックは必要ありません」などのメッセージが出る時は、
心臓のリズムが戻った場合と、解析の結果 ショックでは除細動出来ない場合などがある。
到着した救急隊員には 傷病者の倒れていた状況、実施した応急手当、AEDを使用した場合 除細動を加えた回数などを伝えます。
以上が 大ざっぱですが、AEDを使用した救命法の説明です。
テキストを見て 自分が分かる範囲でまとめたので 間違っている箇所もあるかもしれません。
ご存知かもしれませんが、9月に終わった 愛知万博では
AEDを使用して 4名の方を救命する事が出来たそうです。
まだまだAEDの設置されている場所は少ないとは思いますが、
装置の指示で扱えると言うことを知っているだけでも
使用する可能性を大きく出来るのではないでしょうか。
救命法は 命にかかわるため、出来れば そういう状況に居合わせたくないとか
思うかもしれませんが、自分や自分の家族が 救いを必要となる場合も
ないとは言えません。
講習を受けられる機会があるならば 一度は参加してみると
少なからず もしもの時の力になると思います。
もちろん、非受講者と希望者が対象なんですが。。。
人工呼吸もすっかり忘れてしまいました(ーー;)
数年に一度受講しないとダメですね。
独身者よりも既婚者の方の方が関心があるようで、
年齢層高い人が受講してたなー。
AEDってすごいですよね。
小さいのに、音声で指示が出るので
素人でも簡単に扱えそう。
NHKのニュースで何回か紹介されてました。
(愛知万博のも)
駅とか、デパートとか人が集まる場所には設置しておいて
もらえるとありがたいですね。
交番とかもいいかも。
ちなみに、昨日は献血に行って来ました。
(切符買った帰り)
ちょっと人助けできたみたいで、うれしかったです。(^^)
それで、愛知万博で AEDで救命出来た人は 3人だと思っていたのが
4人になっていたので 「増えてるやん!」って 思ったんだったかな、、、
心肺蘇生術は 時々練習しないと あの手順 忘れますよ。
自動車教習所でやるようになったから、
一度は 練習したことある人が増えているけど、
AEDは 講習受けないとね。
でも AEDで心電図解析したりショックを加えたりしている間って
心肺蘇生術 やってないのよね、、、
迅速に行なわないと 酸素も入らないし 血流も止まる。
もし やる立場になったら、多分 必死にあると思う。。。
実際に 落ち付いて出来るかどうか、、、
怖いよねぇ、、、
まー坊さん 献血行ったんですか~~! 偉い!
うちも 先日 近所の松下の工場の敷地内に献血自動車が来ていたので
やりたかったけど、門番さんに申し出ても 入れてもらえなかったら残念だし
言えなかった~~~(~о~;)
ま、健診の検査で 何度か採血されてるから、
無理しちゃいけないか、、、(注射も怖いし、、、)
献血して 何か ご褒美 もらいましたか~~~?
昔 大阪で献血した時、大きなお菓子の袋をもらいましたよ(*^_^*)
長くなったついでに、先日の『クローズアップ現代』で
中国のエイズ状況をやってましたよ。
貧しい村の人達が 売血によってエイズに感染してると言うんです。
行政も貧富の差も まだまだみたいです。