ミスチル好きのブログ。

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3月11日午後2時46分

2011-03-18 14:46:00 | その他
18日午後2時46分。

あの地震からちょうど一週間。

被害の状況は明らかになって、地震や津波による犠牲者は1995年の阪神・淡路大震災の犠牲者数6434人を超えたと警察庁は発表した。

僕たちが一回鼓動している間にも、自衛隊によって救助されている人がいて、避難所に搬送中に亡くなる方がいて、避難者リストに家族の名前があることを願うひとがいる。

関東では不安からか、買いだめが深刻化している。

ガソリンも不足し、ガソリンスタンドには長蛇の列。

計画停電の影響で、首都圏の電車も運休・運行ダイヤルの変更などが目立つ。

円高も進み、先進七カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)は日本、米国、英国、カナダの通貨当局と欧州中央銀行(ECB)が協調して円売り・ドル買いの為替介入を行うことで合意した。

東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、福島県や茨城県など周辺の自治体では、通常より高い放射線量の値が続いている。そのため、政府はある程度範囲を決め避難指示をしている。

この一瞬にも外国からの支援物資が届き、今回の地震のために結成された救助メンバーが被災地に向かっている。

今日から東京都はじめ、多くの都道府県で個人の物資提供の受付を始めた。

日本赤十字社、報道機関、企業などが募金を募り、国民が参加している。

海外では「Pray for Japan」の合言葉で、被災地の復興を願う人がたくさんいる。

外国で活躍しているスポーツ選手は億単位の援助金をおくることを決め、日本とは無縁のはずのチーム同士の対戦でも黙とうの時間が設けられたりしている。

この地震で、一日がわずかに縮んだ。

この地震で、多くの人が亡くなった。

この地震で、多くの人が家を無くした。

この地震で、多くの人が避難をよぎなくされた。

この地震で、多くの人が悲しみ、苦しんでいる。

この地震での被害ははかりしれない。



僕はこの地震の時、栃木県南部の児童厚生施設にいた。

初期微動を感じた人がいて、

「地震!?」

と言い出したのがことのはじめだった。

その後、人生で感じたことのない大きな地震が僕を襲った。

すぐに電気は消え、非常用電気がついた。

それでもゆれがおさまる気配はなく、僕たちはすぐ建物から出た。

外には施設にいた人がたくさんいた。

看板は大きく揺れ、折れかけていた。

施設のひとが携帯電話で地震情報を調べだした。

その施設にいたのは「職業体験」中だったからだ。

自分を入れて、10人が同じ学校からその施設に行っていた。

10分ほどたって、奇跡的に施設の人と学校関係者に連絡がついた。

親の迎えがあれば、帰宅していいという指示だった。

学校が原則携帯持ち込み禁止だったので、10人は誰一人携帯を持っていなかった。

施設の人が僕たちの親の携帯に電話をかけだして30分ほどたつと、僕ともう一人の男子は連絡がついたという。

もう一人の男子は施設の近くに住んでいたので、親が自転車で迎えに来た。

自転車じゃ意味ないだろと思いながらも、その嘆きは雰囲気に飲み込まれた。

どうしても連絡がつかない8人は一回学校に待機ということだったので、施設の人の車に乗せられていった。

これはあとから友達に聞いた話だが、学校には7時すぎまで、親が来るのを待っていた生徒もいたらしい。

僕はその施設の隣町に住んでいた。

いつもなら車で30分程度だ。

だが、施設の人が8人を送ってきて

「信号が1個もついてなくて危なっかしい」

と言っていたので、親が30分で来ることは無理だと容易に想像がついた。

最終的に親は1時間半かけて施設まで来た。

親の車に乗り、車は県道をずっと走って行った。

施設の人の話は本当で、自宅まで1個も信号はついていなかった。

大きな交差点には警察官が立っていて、大学や高校が近い所では教師と思われる人も立っていた。

やっと家についたと思っても、停電していたのでテレビがつかない。

まったく状況がつかめない。

iPodでAMラジオは聴けるので、TokyoFMをその日はずっと聴いていた。

翌朝。

6時半には電気が復活したらしい。

テレビをつけると、悲惨な映像が流れていた。

津波に町が飲み込まれていた。

家が流され、パチンコ店の看板に家の残骸や車がぶつかっていった。

ただ呆然とテレビを見つめることしか出来なかった。

今もそうだ。

募金と支援物資を送ることしかできない。

今更、自分が無力だということを実感した。

ただ祈るしかできない。

そんな自分に腹が立った。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
みんなの力役に立っているはず。 (りょう)
2011-03-30 21:13:52
はじめまして。
ミスターチルドレン好きの33歳です。

祈る、募金、物資支援
充分じゃないですか。

それを多くの方が
行う。そして行い続ける。
そうすればきっと
大きな力となって、
あの震災の日以上に
活気のある日々がいつか
やってくるかもしれません。

その日まで
一緒に祈り続けましょう。
義捐金を物資を送り続けましょう。

一緒にやりましょう。
もう一回、もう一回。
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