何に違和感を覚えるか?
それは彼のコメント、スピーチの日本語訳です。
例えば、Youの訳し方。トランプさんの場合、「あいつら」、「奴ら」、といったような言葉が使われているようです。また語尾も、「〜です。」ではなく、「〜だ。」とか。確かに、トランプ大統領のイメージからそういった訳し方にしているのでしょうが、。一種の印象操作ですよね。
ある程度英語を解する私からすると、あえてそんな言葉、言い方で訳さなくてもいいのになぁ。とか、さすがにトランプさんでも、こういう感じでは言ってないよなぁ、ということがあります。
翻訳、通訳は本当に気をつけないといけません。ほとんどの日本人が持つトランプ大統領のイメージは、日本のメディアが選んだ日本語、言い方、吹き替えに大きく影響されています。トランプ大統領の言葉をそのまま理解するのとでは、受け取る印象も若干変わってくるんじゃないでしょうかね。
ブッシュさん、クリントンさん、オバマさんはじめこれまでのアメリカの大統領、他国の首脳の(翻訳された)日本語にはなかった言葉、表現がトランプさんには使われています。フェアじゃないですね。
あと、アフリカ系アメリカ人。映画でも、一般人のインタビューでも、彼らの翻訳された日本語、話し方、吹き替えはいつも同じ。これを今お読みいただいている皆さま方もおわかりでしょうが、、いつも同じなんです。
ああいったステレオタイプ的な先入観こそ、マスコミが問題視する人種差別、偏見に繋がっているということを、彼らマスコミは認識すべきでしょう。
トランプ大統領だってまともなことを静かに語ることもあるでしょう。
アフリカ系アメリカ人だって、当たり前のことですが、粗野な人ばかりではないしょう。白人にだって粗野な人はいるはずです。
世界共通語である英語を母国語としない日本では、翻訳、通訳というものについては、より慎重に気をつけた方がいいですよね。