海外赴任から帰任してほぼ1年半ほど経ちました。帰任時にはコロナはすでに始まっており、、以来パスポートはもちろん使っていません。
最近、仕事で身分証明書的な意味合いでパスポートが必要になるかもという状況になりました。念のための確認といういことでパスポートを探すと、、ない、、どこを何度探してもありません。
帰国後一度引っ越しをしていますので、恐らくその際に紛失してしまったのだろうと思います。
必要になってからでは遅いので早急に再発行をということで申請を行いました。その際、紛失の場合は、申請の際にその場で紛失届を書く必要があるんですね。いつ、どこで、どのような状況で紛失したかのかといった経緯報告ですね。一旦書き終わって提出し待っていると、、しばらくして窓口に呼ばれました。
行ってみると、先ほど紛失届をお渡しした人が、私が書いた経緯報告の最後の部分を指さしながら申し訳なさそうに「最後の部分に、今後パスポートの取り扱いには十分注意します、と加えていただけますか?」
あまりのバカバカしさにびっくりして、思わず
「は?一旦受け付けた書類に、その一文を書かせるために、わざわざ戻ってきたわけですか?確認ですが、これは紛失届であり反省文ではないでよね??」
担当者曰く「すみません。。外務省に対して、すみません、気を付けますという意味で、こういう一文を書くことになっているんです。。」
「外務省に怒られるんですか?書かないと。それとも書かないと再発行してくれないんですか?」と突っ込んだら、
担当者はただただ「すみません、、」と。
彼女のせいではないんですが、窓口業務としてはこれまでも何の疑問もなくただただ、それまでの流れを踏襲しているだけなんでしょうね。まさにお役所仕事。
顛末書や反省文ならわかりますが、あくまで紛失届であり紛失した経緯、事実を国へ報告するための公的な書類なのに、今後気を付けますって一文必要ですか?書いている本人の意思で書くなら全く否定しませんが、書くように指示を受けて書くなんてナンセンスですね。意味わかりません。そんなに必要なら、最後の行に印刷しておけばいいんですよ。その一文を。
無駄なこと、意味不明なこと、合理的でないことを、何の疑問も持たず、これまでもこれからも続けていくんでしょうね。
久しぶりに日本のお役所というものに驚かされました。