1931年。アイルランド系ギャングの殺し屋マイケル・サリヴァンは、父親のような存在のルーニーの片腕として働いていた。しかし、12歳の長男がルーニーの息子の殺しの現場を目撃したことから、妻と次男を殺害される。生き残った父と息子は復讐と救済を求めてシカゴに旅立つが、ルーニーは実の息子の言葉のまま残虐な殺し屋マグワイアに跡を追わせる。凍てつく冬から緑萌える春に移ろうとしている季節。パーディション(地獄)という名の町を目指す苦難の旅で、強い絆が生まれ始めたふたりの行く手に待つものとは…?
アカデミー賞2年連続受賞という快挙を成し遂げたトム・ハンクスと、美しさと演技力を併せ持つジュード・ロウ、そして最後の“銀幕スター”、ポール・ニューマン。この3大スターと初監督作品「アメリカン・ビューティー」で大成功を収めたサム・メンデスの夢のコラボレーションが実現。2000人のオーディションから選ばれたタイラー・ホークリンもサリヴァンの息子マイケルに扮し、名優たちの中で新人とは思えない演技力を見せている。