これはコンペニ模様を復刻した一枚です。
オランダによる植民地時代のインドネシアではヨーロッパのモチーフが
取り入れられた更紗も描かれました。伝統の更紗とは違う味わいです。
ずーっと母には疑問でした。オランダにはジャワ更紗の痕跡があるのか?
そしてなぜアフリカンバティックはジャワ更紗をルーツにしているのか?
先日オランダ製ジャワ更紗というものを某サイトで見つけて!!?????
な気分で購入してみました。なんじゃあコレという奇妙な感覚(°▽°)。
その昔台湾で作家さんが作ったアフリカンバティック布を使ったポシェット
を、この時も!!????? な気分で購入しました。母の中で更紗の道が繋がらない!!??
でもこの某サイトの謎の更紗のおかげで深く掘ってみることができました。
本当にあるんだオランダに創業1846年のVLISCO社!! そしてなぜワックスプリント
なるものが生産されたか。母のイメージをはるかに超えたびっくりのものでした。
当時の産業革命も関わっていたんだろう。ジャワ更紗の工程を機械化するという!?
代物で、多分巨大なCAP機械がジャワと同じか!? 違う成分のワックスを押すのか???
そしてドボン染するような。どう考えても複雑な工程だし、今手元にある布に
その工程感はないんだけど??? 疑問は尽きないので、正規代理店のものを購入。
カタログを見ながら選んだけどコレはどう見てもジャワのアイル・ティルタ
という聖水模様がルーツと思われます。アフリカナイズされてはいるけど。
こちらはアラスアラサンか!? 森の中に動物がいる模様。
ジャワ更紗の代表的なモチーフの鶏さんもわらわらいるヨ!!
結論今まで見てきたアフリカンバティックは多分中国製のシルクスクリーン
印刷だった!? いやあ!? バリ島で手描きと言われてサブロナシ=プリントの
バティックを買うのような、世界アルアルみやげ物事情じゃあないか(°▽°)。
布はとにかく洗う母!! もちろん洗った!!
ねっとりした布からうっすらワックスがしみ出た時は感動でしたヨオ!!!!
この機械化したオランダ製更紗はインドネシア人にはうけず!?
西インド会社のルートでアフリカにもたらされたというのが
アフリカンバティックの始まりらしい。更紗の道はあった!!