【チヨたん】の続き。
朝、利用者様たちを起こして
ホールで一段落していたら、
パートナーが利用者様の様子がおかしいことに気づいて報告してきた。
顔色が悪くて、グラグラしていた。
バイタルを測ったら
38.5℃の高熱。
酸素飽和度が80%しかない。
さっきまでは何ともなかったのに。
対熱感もなかった。
本当にいきなりのことだった。
すぐに責任者に電話ありましたして指示を受けた。
救急車を呼び、ファイルや必要なモノを急いで掴んだ。
救急隊員の態度が最悪だった。
履き物くらい出せ、みたいな態度だった。
気づかずスミマセンて感じで慌ててスリッパを差し出すと、
『あと二人いるから』
と見下ろしながら冷酷に言ってきた。
なんだ、こいつ。
私は横柄な態度の救急隊員に腹が立った。
だけど、利用者さんの事が心配だから、とりあえず冷静にふるまった。
『ストレッチャーはこのまま上がっていいの?』
は?
それ以外どうすんだ!?と思いながら、そのままお願いしますと言い、案内しようとしたら
『けっこうあるの?』(※利用者様までの距離を言ってました。部屋まで遠いのか?って事でさした。)
いよいよ私も語尾が強まり、
『わずか数十メートルですけど、距離関係あるんですか!?』と言いながら横柄な救急隊員を睨み付けた。
今度は矢継ぎ早に質問攻め。
分かる範囲で、いや、必要な情報は話したが、意地の悪い言い方ばかりで、本当に嫌な思いをした。
一晩中夜勤して、
パートナーは利用者様に付き添わせ、私はひとりで25人をさばいた。
頑張って夜勤して、
朝になって急変した利用者様がいて、あっちもこっちもこちらの話をマトモに聞いてくれない利用者様を相手にしながら、本当に限界寸前が目に見えていたはずなのに、救急隊員が横柄で疲れがピークに達してしまった。
具合の悪い人を助ける立場の人が、何様みたいな横柄な態度をしてきたのには、本当に驚きました。
横柄な胸くそ悪い救急隊員の話は置いといて、話を戻しますね
今朝具合悪くなった利用者様は、昨日の朝に亡くなったチヨさんと同室の方です。
ベッドが隣同士でした。
亡くなったチヨさんの口癖が、
『あなたも一緒に行こう?』で、常に誰かと一緒に居たがりました。
だから、
同室の隣のベッドの利用者様に、一緒に行こう?って誘ったのか?と。
具合悪くなった利用者様のかかりつけは県立病院でした。
救急車で病院についたら、受け入れられないと断られたのでした。
なので別の病院に回されたのですが、回された病院は、チヨさんのかかりつけの病院でした。
チヨさんが呼んでるのでは?と、冗談にならない偶然の現象が起きたのでした。
夜勤あけて帰宅したので、
その後の状況はまだわかりません。
明日の晩にまた夜勤なので
出勤したら様子を聞いてみます。