ビンテージベアの女

あるていど年月が経たないと出てこない、雰囲気・・味・・親しみ。
自分の人生の苦楽を共にした、黙って見守ってきたお気に入りのテディベア。

なんだか人間関係にも当てはまりそう。
シミシワ脂肪に悩むビンテージ妻に、冷ややかな視線を注ぐビンテージ爺様。
昔は綺麗で可愛かった・・・それが今は・・・

ビンテージベアの魅力に、それぞれのベアが生きてきた環境で容姿が異なり、スタイルの崩れ方や毛の磨り減り方、目玉の傷、時代と家族の歴史を共に生きた自信と愛情。それは決して短期間では醸し出す事の出来ない深い眼差し・・・。

あなたの傍のビンテージワインが似合う女人の瞳を、今夜はジーッと見つめてみて・・・どんな思い出が浮かんでくるのでしょう？
楽しかった事、苦しかった事、どっちが多いかな？
きっと、ワインを飲んだ時のように、心が暖かくなるのを感じることでしょう。

そんな、どことなく懐かしい雰囲気のベアの完成です。