本屋さんで情報収集中に「卒婚」という言葉を見つけました。
中高年対象の月刊誌で、特集のタイトルに書いてあったので少しだけ読んで見ました。
定年を迎えた夫婦の生き方考え方がテーマで、私にはタイムリーな内容でした。
結婚という形の生活の場・職場を卒業したらどうか。あるいは「卒業したい」という願望を夫婦それぞれが持っているのではないか「卒婚」により老後を個人対個人の付き合いに戻ったほうが良いのでは・・・。
といった考え方や、実体験・意見が寄せられた記事でした。
私はこの「卒婚」という言葉に、やけに引かれてしまいました。
確かに、「結婚」という「任務」は終ったのかもしれない。
お互いに任務遂行に全力投球して、個としての時間や願望を抑えてきた。それを解き放ってもっと自由を取り戻したい。
お互いが、長年寄りかかってきた体勢を、もう一度姿勢を直してリスタートしたほが悔いのない老後が送れるのではないか・・と。
そしてこの「卒婚」を支持しますかという読者アンケートは約70%の方がイエスでした。
最近増えている「熟年離婚」の原因が少し見えるような気がしました。
結婚現役中の生活習慣を引退後も同じ形で継続することは無理があるようですね。
人を見る目がない若者が、若さで色香や生殖本能で結婚し、妊娠出産子育て、子供の数だけ心配・苦労・金も要り、お互い不満はあっても、「任務遂行」が最優先。
惚れた弱みと子の可愛さに、お互い良くぞ頑張った!って褒めて上げたい「熟年夫婦」。
さあ、これから肩の荷降ろし、老後は楽しく過ごしましょう。と行くべきなのに「離婚!」・・・なんだか悲しいですね。
そこで登場したのが「卒婚」なんです。
残された時間を、素敵な貴方と素敵な私で過ごしたいから・・、もう「おい!お茶!風呂!めし!寝る!うるさい!」なんて威張らないでね。もう嫁でも母でも妻でも無いのですから。
そうしたら貴方は言うでしょう・・、
「○さん、お茶しませんか?お食事でもいかが?もう休みましょう。色々気使ってくれてありがとう!」と。
お互いに相手を思いやり、人生の親友、恋人としての関係を、「卒婚」でもう一度スタートさせないといけないのかもしれませんね。
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