夢魔の台所

エデンズリッターグレンツェはいいぞ

初心者にお勧めの恒常メンバーはこれだ!みたいな話【エデンズリッターグレンツェ】

2021-11-18 22:28:18 | ゲーム

 前回の記事が思ったよりも見て貰えたので驚いた。まさかシナリオ担当の方々に捕捉されるとは……世の中案外狭いものである。ありがとうございます。

 喜びに興が乗ったので、今度はエデンズリッターグレンツェの新規勢を対象に、細々と書いてみようと思う。良ければお付き合い頂きたい。

 

・林檎が足りない。

 「エデンズリッターグレンツェ」には、「林檎」と呼ばれるアイテムがある。
 正式名称「禁断の果実」。☆4、☆5メンバーを限界突破するためのアイテムだ。
 正確には限界突破するための各メンバー専用アイテム「XXの想い」と交換できるのだが、それはともかく。


↑向かって左側、紫色の果実が「禁断の果実」
 通称「林檎」だ


 本作はとにかくこの「林檎」の入手が厳しい。1から☆5メンバーを完凸、つまり4回限界突破させようとすると、1950個もの林檎が必要になる。……正直3凸まででも十分戦力として申し分ないのだが、それでも1050個の林檎が必要だ。

 1050個の林檎とはどのくらいの価値か。例えば最も身近で素早く大量に林檎を入手できる「おまけ付き召喚」(不定期開催、期間限定10連ガチャ)は一度回す毎に100個の林檎が手に入る。つまり11回おまけ付き召喚を回さないと☆5メンバーの3凸ができない計算になる。実際はガチャ結果でも林檎が手に入るのでもう少し少ない試行回数で貯まると思われるが。

 というわけで。下は初心者から上はランカーまで、あらゆる本作のプレイヤーは、この林檎の不足に悩まされている。そのため、特に一線級メンバーが揃っていない初心者プレイヤーは「誰に林檎を使うか」が重要になってくるのだ。

 それではいよいよ本題である。
 今回のブログの主題はずばり、「初心者が育成を優先するべきメンバー」だ。

 

・リセマラしてまで狙うべき恒常メンバーは、いません!(たぶん)

 実際のところ、トップランカー層の使っている面子はだいたい限定メンバーである。しゃーない。弱い限定メンバーとか誰も無理しては欲しがらないからね。なのでわざわざ必死こいて恒常メンバーを狙う必要はあんまりない。
 更に身も蓋もない話だと、最も大事なメイン・イベントストーリーはサポートに頼ればだいたい何とかなる。サポート出してくれてる人におんぶしてもらって、その間に育成を進めると良いだろう。逆にサポートを使ってもらった時もサポートポイントが貰えて低級ガチャが回せるのでサポート設定は定期的にしておこうな。閑話休題。

 このゲームはだいたいそんな感じなのだが、その上で恒常メンバーから優先的に起用するなら、誰が良いか。

 

 先に重要なメンバーの名前を並べておこう。

 まず「面子が揃っても様々な場面で必要になるメンバー」。
 これは「セラヴィス」「シルヴェール」「レラジエ」の3人だ。

 次に「限界突破せずとも有用なメンバー」。
 こちらも3人、「シオン」「ナベルス」「ウリエル」である。

 最後に、「限界突破素材が配布されるので育て得なメンバー」。
 ☆4「イルヴィナ」がこれに当たる。

 というわけでここからはそれぞれのメンバーがどう有用なのかについて話を進める。

 

・様々な場面で必要になる、恒常ガチャ収録メンバー3選

 「セラヴィス」は、比較的レア度の低い☆4メンバーの中でも最重要格とされている。ダメージを肩代わりするバフ「バリア」を奥義に持つ数少ない、特に☆4では唯一のメンバーだからだ。
 ここで解説しておくと、「エデンズリッターグレンツェ」のキャラクターが持つ攻撃アビリティには「スキル」と「奥義」の二つがある。
 スキルは効果が比較的低く、発動は一定時間ごとで、硬直時間がほぼ存在しない。逆に奥義は多少の硬直があり、威力が高く、装備によって発動までの時間を早めることができる。最も発動の早い「天シリーズ」の武器を最大まで強化して持たせると、なんと3-4秒に1回奥義を放つことができるのだ。
 数秒に1回、比較的大きな固定値で体力回復を行えるヒーラー。回転速度・バリア強度は未だにトップクラスで、通常攻撃火力もそこまで悪くはなく、更にスキルでHP少量と状態異常を回復してくれる。一部のイベントや挑戦クエストでは、なくてはならない重要メンバーだ。
 それ以外でも特に序盤、メンバーの育成が整っておらず全体的なHPの低い場面では、割合算出の通常回復よりもこちらの方が効果的であることもある。レア度の低さに合わせ育成コストも低い(☆5メンバーが3凸する半分の量の林檎で完凸できる!)ので、入手でき次第強化していくと良いだろう。


↑セラヴィスの立ち絵とSD
持っているのはハンマーだが、装備タイプは「短剣」らしい


 「シルヴェール」と「レラジエ」は、ともに敵のバフを解除することのできるアタッカーだ。
 本作は「バフが重複する」。流石に同じメンバーの同じ奥義・スキルの同じバフが、とまでは行かないが。例えば二人のメンバーが「味方全員のATK50%アップ」というバフを行使したなら、メンバーのATKは(50+50)%アップ、つまり2倍になる。やばい
 そして当然、敵もバフを重複させる。レイドボスはスキルを4つぐらい持ってたりもするのでそれぞれのバフが重複する。更に最近は「このバフは重複する」とか書かれてるバフも登場してる。これを放っとくとパーティーが壊滅する。とてもやばい
 更にやばいのは「HPリジェネスキル」を持った敵だ。ダメージ効率が大幅に下がるどころか、場合によってはダメージ量が振り出しに戻る。そうなるともう完全に「詰み」だ。そんな場面が、一部の高難度イベントには稀にある。あった
 そこで、この二人の出番だ。シルヴェールはスキルに、レラジエは奥義に「敵のバフを解除する」特殊効果がある。この「バフ」には「リジェネ」や「バリア」も含まれる。バフマシタイプやリジェネ持ちのレイド攻略は、どちらかがいないと成り立たない。二人はそういう、「高難易度でこそ輝く」キャラクターなのだ。
 この二人は他の性能も強力だ。
 レラジエは「DEF(防御力)を無視して」奥義ダメージを与えられるし、その上射程が「超広範囲」、とんでもなく広い。雑魚の殲滅から硬いボスの攻略まで、なんでもござれの万能手である。
 一方シルヴェールは敵のATK、DEF、SPDに奥義でデバフを与えられる。更に覚醒後は「敵に付いているデバフの数だけ」奥義火力が上昇する(当然ながらデバフも重複する。つまりデバッファーばかりでパーティーを組むととても楽しい)。とかく強敵であればあるほど活きてくる、上位層向けのメンバーだ。
 二人はどちらも強力なメンバーで、要所要所でトップランカーのパーティーにも起用されている。序盤に特別優秀な訳ではないが、育てておけば後々損することはないだろう。

 

・限界突破抜きでも優秀な、序盤お役立ちメンバー3選

 本作はとにかく「混乱」の状態異常がえぐい。めちゃくちゃえぐい。何も分からんときはとにかく混乱対策しとけと言われるぐらいにえぐい。
 何がえぐいのか。本作はターン制ではなく時間式オート攻撃制である。つまりSPD(速さ)のステータスが高いと他のメンバーの倍速で攻撃したりするのだ。で、混乱するとこの倍速攻撃が味方を襲う。味方は敵と比較してATK(攻撃力)が高くHPが低い。つまり味方は死ぬ。パーティーは壊滅する。
 そこで「ウリエル」の出番だ。ウリエルには「味方全体の混乱耐性を大きく上げる」アビリティがある。しかも常時発動式で、控えメンバーにいても発動する。限界突破の必要性はそこまでではないが、コストを惜しまず投入して「覚醒」させると「状態異常ダメージをばら蒔きつつ味方の状態異常を解除する」などという欲張りセットな奥義が使えるようになる。一線級かは悩ましいものの、状態異常対策装備が揃うまでは(そして揃った後も控えメンバーとして)非常に頼りになるだろう。


↑ウリエルの立ち絵とSD
その性格から高慢メスガキと称され、分からせ回想を求める声が根強い

 

 「シオン」と「ナベルス」はどちらも☆5の奥義ヒーラーである。しっかり奥義を強化しておけば25%という非常に大きな治癒能力を誇り、パーティーの壊滅を防いでくれる。ダメージをあまり受けない後衛メンバーということもあり、ある程度の強化は必要なものの限界突破を行わずともしっかり序盤を守り抜いてくれる、心強いキャラクターだ。
 またシオンはHPリジェネ状態異常回復の副次効果もあり、非常に安定感が高い。一方ナベルスはメンバー、特に同属性メンバーに対するバフ効果が強力であり、火力増強にも一定の適性がある。
 しかしどちらもダメージソースの観点からは心もとなく、各種ランキングや救援戦(レイド)MVP狙いの上位層ではベンチの肥やしになっていることが少なくない。良くも悪くも初心者向けのメンバーであると言える。

 

・☆4「イルヴィナ」は育て得

 「イルヴィナ」はチュートリアル冒頭で全員が入手できるメンバーであり、最も育成コストの低いメンバーでもある。
 ぱっとしないもののオーソドックスな奥義、堅実なステータス構成と一方的に不利を取ることのない属性、そしてHP回復と状態異常解除のスキルを持つ彼女は、メンバーの穴埋めに丁度良い。
 何より彼女は、メインストーリーを進めることで限界突破素材が手に入る。☆4であるための育成コストの低さも相まって、3凸☆5メンバーが揃うまではしっかり戦線を支えてくれるだろう。


↑☆4イルヴィナの立ち絵とSD
本作のメインヒロイン格なキャラクターだ

 

 以上7人が優先して育てたいメンバーになる。彼女らが手持ちにいるなら優先して強化素材を与えるべきだろう。
 しかしながら、彼女らだけを育てれば他のメンバーは不要、などという訳ではない。限定メンバーには劣るものの有用なメンバー、ごくごく限られた場面では凄まじい性能を発揮するメンバー、シナジーを活かすと強力なメンバーなど、意外な場面で育てていたメンバーが活躍することもある。そもそも面子の揃っていない序盤には、☆5メンバーであるだけで強力であったりもするのだ。
 以下はそのような、上記7名には劣るものの上手く使えば有用なメンバー達だ。

 

 

・強烈ではなくともそれなりに優秀なメンバーたち

 「イリア」と「マルコシアス」は、最初に書いた☆4最重要格メンバー「セラヴィス」との相互互換的メンバーだ。イリアは奥義に、マルコシアスはスキルに「バリア」のバフを持っている。
 それだけではない。イリアは敵単体のみ対象だが奥義並の火力を誇るスキルがあるし、奥義も範囲ダメージに加えて同属性メンバー対象でバフが付く。特に、フェス限であり入手困難であるものの、「ゲヘナズリッター・バリベルト」とのシナジーは凄まじいものがある。
 マルコシアスは更に凄い。「覚醒」後という条件付きだが、スキル一本でバリアに加え、25%の強力な回復、更に状態異常も解除できる。「通常攻撃ダメージ上昇」の常時発動型アビリティを生かして奥義offの手数型アタッカー兼ヒーラーもできるし、奥義をonにすれば対単体攻撃に加え「全状態異常耐性上昇」のバフを撒くこともできる。手札の多さが魅力的なメンバーだ。
 この二人の育成優先度はあまり高くない。バリア性能でも育成の手間でも、セラヴィスという難敵がいる。しかし手持ちのメンバーによっては、手を出すことも十分考慮に値すると思われる。

 比較的優秀で汎用性の高いメンバーは他にもいる。

 「バルベリト」は限界まで育成すると並のメンバーの倍以上、数字にして5万のHPを誇る優秀なタンクだ。生存性の側面で彼女に勝るものはいない。

 「イブリース」はHPの伸びこそ悪いが、HPリジェネとDEF無視攻撃を両立した奥義がかなり魅力的だ。ATKもSPDも高く、アタッカーとして優秀なメンバーである。

 手持ちのメンバーに対象のロールが不足している場合には、彼女らを頼るのも一手だろう。

 

・とにかくピーキーな性能をしたメンバーたち

 「ザイン」と「ゼーリエリッター・ドライツェン」はどちらも非常に強力な奥義やスキル、アビリティを持っている。しかしこの二人を敢えてお勧めしなかったのは、彼女らの能力がデメリット付きであるからだ。
 ザインの奥義は超高火力だが、自身のHPを1割失う。またアビリティでATKと引き換えにDEFが低下し、更に覚醒後は残HPが少ないほどATKに強烈なバフがかかる。
 ドライツェンの奥義は更に高火力だが敵一体のみ対象であり、更に1.5-2秒間自身が麻痺状態になる。スキルに至ってはATKをほぼ倍増させる代わりDEFを1/10にする、だなんて代物だ。
 どちらにしても彼女らは、十分に整えられた場面でないと使えない諸刃の剣だ。だが逆に、使いこなせればこれ以上ない武器と化す。万人にお勧めはできないが、それでも尚魅力的なメンバーである。

 

・シナジーを活かせばとても強力なメンバーたち

ビレト」と「アルシエル」、「カミュエル」と「アガレス」、それに「ベスティアナ」と「モルファ」。

 彼女らは、前者は「特定の条件下で非常に強力なバフを与える」メンバーであり、そして後者はその「条件を達成する」メンバーだ。上手く組ませれば限定メンバーにも匹敵し得る強烈なバフを利用できるため、両方が揃ったなら育成してみるのも一手である。


↑カミュエルのスキル詳細(sLv.5)
アガレスと組むと相手にATK+110%、SPD+20%、DEF+50%のバフを与える

 

・ゆーても結局限定メンバーが強い

 ここまで語っておいて何だが、結局やはり見出しの通りだ。

 「エデンズリッターグレンツェ」は、身も蓋もない言い方をすれば、「バフを重ねまくって飽和火力で敵を焼き尽くす」ゲームである。攻撃型のバフを持っていれば強いし、それが味方全体に作用するならなお強いし、ヒーラーやデバッファーを兼業できれば更に強い。基本的に、そういうシステムになっている。

 でもって、「強い」と言われる限定メンバーは味方全体のATKやSPD、場合によっては「通常攻撃ダメージ」だとか「クリティカルダメージ倍率」なんかに50%を超えるバフを乗っけてくるのである。そりゃもう強い。とても強い。メンバーの時間単位ダメージ倍率が5倍とか10倍とかになる。んなもん勝てるわけねーんである。


↑現在主流の各種レイド類討伐編成。見事に全員が限定メンバーだ
育成具合によっては救援戦EXを1分前後でソロ撃破することもできるとか

 

 なので、気楽にやっていくと良い。「ケッずるっこいメンバー使いやがって」とか思いながら遠慮なくサポートメンバーを借りていけば良い。でもって限定ガチャはばんばか回して、強そうなキャラをどんどこ育てていくと良い。ちなみにメンバーが強いかどうかはらくらくシステム氏の動画を見ると分かり易い、と風の噂で聞いた。

 そうすれば、それなりにいろんな場面に対処できるようになって、ランキング目指したい欲が出てきた頃には、その「ずるっこいメンバー」がある程度集まってきている筈である。

 「エデンズリッターグレンツェ」は、ランキングに居座ろうとすると修羅だが、基本的には楽なゲームだ。のんびり楽しんで行こう。それが恐らく最も健全な楽しみ方だ。と、各種ランキング100位称号取得失敗常連勢の上位層末席賢者は涙をこらえつつ言うのでした。



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