先月発表されたFF16。
成功するのか否かも含めて、
まずプロデューサーを務める吉田直樹という人物から知っていかねばならない。
FF14のプレイヤー、いやFF14「新生」エオルゼアのプレイヤーであれば皆知っている名前だと思う。
彼がどういう人物が纏めると
⚫ ドラゴンクエスト モンスターバトルロード のディレクターだったという事
⚫ ドラゴンクエストⅩ の初期開発メンバーだったという事
⚫ファイナルファンタジー14の現プロデューサー兼ディレクターという事
元々はドラゴンクエストのタイトルに関わっていた人物なのである。
一つだけ言えることは、この人は「納期」を守る人。
勝手なレッテルかもしれないが、どんなに残業してでも、予定通りに仕事を遂行する人物。
ドラゴンクエストモンスターバトルロードでは2ヶ月に1回のアップデートをひたすらに行い続け、ファイナルファンタジー14においても定期的な大型アップデートを行っており、そのスケジュールの安定感と予想出来る内容から「定食」という比喩も受けている。
同じ内容が出てくるマンネリ化を表す一方で、アップデートを欠かさない証明だ。
2020年においてはコロナの影響で遅れは出ているものの、迅速な対応をしていると筆者は考えている。
さて彼は超絶保守層だ。
新しい挑戦。では無く、求められている中で彼がやりたい事を実装する。
ファイナルファンタジーの本流。
そのオンラインゲームが受け入れるプレイヤーの数はとてもとても多い。
いくら同じタイトルに集まった人間達
しかし、この数だとコレといったピンポイントな戦略は難しい。
そこで 吉田PはFFファンが好んで来たもの
それに似せたコンテンツをひたすらに集めた。
主に以下の物が挙げられる。
⚫ 禁断の地 エウレカ (FinalFantasyⅩⅠ)
⚫ 死者の宮殿 (不思議のダンジョンシリーズ)
⚫ PVP
各々に相当なやり込み要素が存在し、極めたプレイヤーには名誉が目に見える形で贈られる。
要するに勲章。
「多くのプレイヤーに長く遊んでもらいたい。 」
月額利用料が発生するゲームにおいて、この課題を叶えているといえよう。
ウケるものを作るのではなくて、ウケているものを取り入れる。
FF11、チョコボの冒険、ディシディア
みんなの居場所がそこにあるのだ。
そして物語。
新生エオルゼアのストーリーはFF3の設定がふんだんに盛り込まれている。
追加ストーリーも過去作やファイナルファンタジーにおける外伝作品を迎え入れ
ファンを喜ばせた。
吉田が過去に担当したモンスターバトルロード
このゲームはドラゴンクエストの敵、味方、そして主人公が集まるゲーム。
要するに不特定多数のドラクエファンがプレイするゲームで、
世代や好む作品がバラバラのファン達がどうやったら喜ぶのか
吉田Pは常に頭を悩ませていた事だろう。
FF16がどういうゲームになるのか。
吉田直樹Pは古いナンバリングタイトルに寄せたゲームにするだろう。
具体的に言えば Ⅰ Ⅱ Ⅲ IV Ⅴ Ⅵ Ⅸ
本来は聖剣伝説がこれらの作品を引き継ぐ役割であった。
しかし現実は後継者としての機能を失っている。
野村Dを顔とするFF7Rが近年のFFの象徴となるのであれば、
吉田Pが率いていくFFが伝統のFFの象徴となっていくのだろう。
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