鑑賞日:2025年3月8日(土)16:00開演
入場料:無料
フェリス女学院大学PAオペラ
オペラ「蝶々夫人」
プッチーニ作曲
全3幕(イタリア語上演/日本語字幕付)
会場:フェリスホール
<スタッフ>
指 揮:星野 聡
管弦楽:グランベーネ管弦楽団
合 唱:グランベーネ合唱団
<出演>
蝶々夫人 :中田みのり、世古友里奈
スズキ :廣田優芽
ケイト :角田彩莉
ピンカートン:小野弘晴
シャープレス:岩田健志
ゴロー :阿部修二
ヤマドリ、ホンゾー、神官:松井永太郎
子供 :山本彩矢
感想
フェリスの学生さんのオペラ公演があるとのことで、みぞれが振り始めた冬空の下、JR石川町から西野坂の長い急階段を登って、フェリスホールへ向かった。開場15:30前には既に30人程の列ができ、開演には100人程の1階席は満席、2階に20人程の観客となっていた。
正面の舞台上には、白い屏風が2組と灯籠があるのみ。照明とスポットで場面が変わっていく。
ホールのスペースの関係でオケは舞台下上手に広がって、中央から下手側が客席にっている。
第1幕は1階席のオケ側に座ったため、歌手とのバランス悪く聞きづらかったため、2幕以降は2階席へ。舞台は見づらくなったが、下手側だったのでオケとの距離が取れて、バランスよく聞くことが出来た。2階席正面はパイプオルガンがあるため、客席がないのが残念。
歌手は、蝶々夫人、スズキ、ケイト役が学生さんで、男声は全てプロ歌手の方々。安定した歌声と演技が加えられ、舞台上の壁に表示された訳詞で、十分にオペラの内容が伝わってくる。子供の演技も良かった。
学生さんも美しい歌声で、高音も十分に届いており、「ある晴れた日に」含め素晴らしかった。
そしてオーケストラの演奏が素晴らしい。ハープがキーボードに変わったり、トロンボーンが1本だったりと少ない楽器もあったが、基本全ての楽器が揃って、きびきびとした演奏でプッチーニの音楽を表現していた。
幕間に15分の休憩が2回入り、約3時間弱。無料にかかわらず「蝶々夫人」の音楽を楽しむことが出来た公演だった。
End
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