ホビット3部は非常に分かりにくいというか映画本編で描かれてない事が沢山有るので
(ディープなファンですら「EE(カットした部分を入れた長いバージョンの映画。多分11月頃BDかDVDで発売)に期待」と言っている人をたくさん見かけます)、
2部から又は3部から興味を持った人には???な部分が盛りだくさん。
そこで、映画公式設定と原作から、描かれなかった部分やはしょられちゃった部分を解説してみたいと思います。
原作未読な、2年半前からのにわかファンの書く事なので間違っている点もあるかもですが、情報ソースは公式のビジュアルコンパニオン等ですのでそこそこ合っていると思います。
【ラスガレンの首飾り】
スランドゥイル王がエレボールから取り戻すのをこだわっていた宝石。
映画では事実が語られてなくて、まるでスランドゥイルが悪者のように描かれていてとても悲しかったです。
スランドゥイルが先祖伝来の家宝と言っていた白い宝石。トーリンが「エルフが高く買うだろう」と悪代官みたいな顔して(フォロワーさん談)ぞんざいに投げ落としていた首飾りです。
「数百年前のスロール王(トーリンの祖父)の時代、スランドゥイル王が妻のために最高品質の金、銀、そして、ラスガレンの白い石として広く知れ渡った見事な宝石を用意して首飾りを製作しようとドワーフに加工を外注した。
しかし、宝石があまりにも見事だったために、スロール王は手放したくなくなってしまい横取りしてしまう。
そうこうしているうちに北方の竜の襲撃が有って、スランドゥイル王の奥様は亡くなってしまい、ラスガレンの首飾りは先祖伝来の家宝だけでなく奥様の形見になってしまう。」
(ソースはビジュアルコンパニオン)
そんなに大事な宝石なのに、スランドゥイルはオークが攻めてきた時、宝石の眠っている山ではなく人間の避難しているデイルを守りに行きます。
デイルの戦いがひと段落ついてから、エルフ達の多くが戦いで犠牲になっているのを見て、宝石にはこだわらず引き上げようとします。
(タウリエルが(キーリを助けるために)カラスが丘に兵を送るようスラ王に「命令」する所。「ドワーフの命よりエルフ王の命の方が尊いから兵を出さないと言うのか?」とタウリエルは言いますが、では敵の罠で沢山のオークに囲まれるのが分かっている所へ派兵されるエルフの命はどうでも良いのか?と疑問です。3部のタウリエルはおかしなことになっちゃってますよね。これも脚本がゲホゴホ)
あくまでも命優先の王様だなぁ、と思います。ドワーフだって、横取りしたり貶めるような態度取ったりしなければ、危機にスラ王が助けてくれたと思うのですが……
まず、スロール王がスラ王の助言に従っていればエレボール(そのとばっちりでデイルも滅ぼされた)はスマウグに焼かれて滅ぼされていないはず。
ホビット1部のEEで、エレボールへ謁見に行った?スラ王は、スロール王にラスガレンの首飾りを眼前に差し出され、スラ王がびっくりして凝視した直後これ見よがしに箱を閉じて引っ込めてしまいます。
その行為には横にいたトーリンもびっくりしているようでした。
大切な物を横取りしただけでなく屈辱まで味わわせるスロール王……
そういう関係だったにも関わらず、スマウグに襲われた後トーリンたちを助けなかった事に対して2部でトーリンが「友を裏切った、友を見捨てた。竜の炎で焼かれろ、呪われろ」的な事を言ってるのを聞いて(この辺うろ覚え。後で確認します)「は?何言ってるのトーリン。あなた横で見ていて驚いてたよね?あれ、友人にとる態度じゃないよね?」と思いましたよ。
(この辺も脚本のゲホゴホ……)
本当なら、エルフとドワーフが仲が悪いのは、
昔、スランドゥイルの父オロフェアが仕えていたシンゴル王が、ドワーフに外注に出した宝石を横取りされて揉めてドワーフに殺されてしまった
という過去が有って。
ただ、版権の問題でLotRとホビットと追補篇以外に描かれている話は一切映画に使ってはいけないので、かなり過去を捻じ曲げてつじつまが合うように変な脚本になってしまってる気がします。
ホビットは脚本がまずいのだと思う事が有る反面、上記のような大人の都合で色々難しかったのだとも思います。
でも年齢とかつじつま合わなくてグダグダだよ……orz
ちょっと気持ち悪いというか眩暈がするのと明日早いので今日はここまで。
以下、「エレボール」は誰が王になったのか?」
「生き残ったドワーフ達はその後どうなった?」
「アーケンストーンの行方」
「ラスガレンの首輪の行方(推測)」
「バルドはこの後どうなったか?」
オマケでトーリンのこのセリフはこう変えてくれたらもっと好きになれたのに、等続きを書こうと思っております☆
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