カルチョスキャンダルに補強の失敗、前半戦の低迷と一体どうなることやらと思った今シーズンのACミラン。スクデットこそ逃しましたが、終わってみればビッグイヤー獲得とこれ以上ないシーズンになりました。
98-99シーズン、ミランをスクデットに導いたザッケローニは代名詞でもある3-4-3または3-4-1-2システムのチームを「前輪駆動のミラン」と評しましたが、バレージやマルディーニ、コスタクルタらの4バックを軸に5年で4度のスクデットを獲得したカペッロのチームはさしずめ「後輪駆動のミラン」と言えるかもしれません。
そして、現在。ファンタジスタのピルロをレジスタ(司令塔)、カカをトップ下に配置し、ポゼッションに重きを置いたアンチェロッティのミランを例えるならサッキのミランと同じ「四輪駆動のミラン」と言えるかもしれません。もっとも今シーズンは自慢の四駆がチグハグになった時もありますが。
来シーズン、世界クラブ選手権もさることながら、やはりスクデットを奪還して欲しいですね。フォルツァ、ミラン!!