このブログを立ち上げた時にも書きましたが、私が初めてサッカーは面白いと思った試合が、イタリア・セリエAの1992-1993シーズンの開幕前に行われたミランとインテルのベルルスコーニ・カップで。
当時は外国人枠が一律3人の時代で、ミランにはオランダトリオに前年度のバロンドーラ―の当時のフランス代表FWパパン、ユーゴスラビア代表MFサビチェビッチとクロアチア代表MFボバンの6人が在籍していて。
その日のスタメンはオランダトリオからオランダ代表FWファン・バステンとオランダ代表MFライカールトの2人にパパンがファン・バステンと2トップを組み、オランダ代表MFフリットとサビチェビッチとボバンの、くしくもミランの歴代10番となる3人がベンチにも入れず。
一方、残る8人は最終ラインはイタリア代表DFバレージにイタリア代表DFマルディーニ、中盤にもイタリア代表MFアルベルティーニにイタリア代表MFドナドーニと、当時のイタリア代表のメンバーで。
対するインテルのスタメンは9番に1990年W杯得点王でJリーグのジュビロ磐田でもプレーした元イタリア代表FWスキラッチ、10番は後にバロンドールを獲得する元ドイツ代表DFザマーが在籍していて。
実況が両チームのスタメンを見て、「代表、あるいは元代表」とコメントしたことが記憶に残っています。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/ultrasoccer/sports/ultrasoccer-452862
その当時のミランの礎を築いたサッキ元監督からすれば、確かに地元よりも外国籍のメンバーの方が多いと思います。
そもそもミランは地元イタリア人のクラブであることを基本理念とし、そこから外国籍の選手によるチームとして分家したのがインテルな訳で。
ただ、昨季までミランのスポーツディレクターと務めたマルディーニは移籍金の高いイタリア人選手よりもコスパの良い外国籍(特にフランス国籍)の選手を優先してチームを作ったとコメントしていた記憶があって。
当時に比べると動くお金の額が違いすぎて、そうせざるを得ない事情があると思いますし、むしろその中で近年のミランは結果を残していると思います。