2台所有する車の内1台のオーディオにはデヴィッド・ボウイの「ジギー・スターダスト」を録音していたのですが、もう1台にはまだしてなくて、こっちでも聴きたいと思って久々にCDを引っ張り出しました。
思えばこの「ジギー・スターダスト」のCDは、中学3年の時に買ったCDで。
ボウイは「アラジン・セイン」の方を先に聴いたのですが、同じグラムロックでもTレックスよりも難解というか、最初は全然ピンとこなくて。
それが次に「ジギー・スターダスト」を聴いて、♪ファイブ・イヤーズは今思うと♪あの男を注意しろの方がキャッチーだと思いましたが(「ジギー・スターダスト」が「屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」に訳されるにも全然理解できませんでした)、最後にはシャウトするボウイに引き込まれて。
続く2曲目の♪ソウル・ラブがボウイにどっぷりはまる決定だとなって、「アラジン・セイン」を聴き直し、同時にNHKで放送された ” サウンド・アンド・ビジョン・ツアー " の東京ドーム公演もビデオテープが擦り切れるんじゃないかというくらい毎日観て。
「ジギー・スターダスト」もレンタルCDでカセットテープに録音していたのですが、改めてCDも購入して。
あの頃のように部屋のオーディオで音楽を聴く時間はなかなか持てないのですが、久々にCDを手に取り、あの時の記憶が思い浮かびました。
また、以前ザ・イエロー・モンキーの♪SO YOUNGのサビに入る直前のギターのコードストローク、一発ジャ~ンの所がグラムなサウンドと書きましたが(⇒イエモンの♪SO YOUNGはコチラ)、♪ソウル・ラブのBメロに入る所や続く♪ムーンエイジ・デイドリームのオープニングのミック・ロンソンのギターのコードストロークもまさにそれだと改めて思いました。
そして、所謂レコードも味があっていいと思いますが、やっぱり僕はカセットテープやCDへの思い入れがあって、それは音の質よりもその音の源となる楽曲とそれを聴いた当時の思い出の方が僕は強いと改めて思いました。