ひとりかご

覚えていますか？
以前みんとちゃんの紹介で絵本の挿絵を描いたことを・・・

あれが無事に「朗読脚本集　DVD添付/県央の民話・昔話」
という一冊の本にまとまったのですわ＾ｍ＾
で、ブログへの掲載許可が出ましたので
今日はそのお話を載せますね＾＾

はじまり～はじまり～

むかし　七沢村の小金井という名主さんのうちに、九助、という作男がおった。
九助さんは、たいそう食いしん坊でとんちのきくおどけ者だったが、いつもだんなをへこませておったそうな。


夏祭りの近づいたある日のこと。庭先で働いてる九助をだんなが見かけ、
「九助や、おめえはいつもばか力を自慢しておるが、本当の力はどれくれえあんのか、わしは試しとうなった。
考えたんじゃが、厚木の天王さまの夏祭りにわしを一人籠に乗せて行ってくれんか。
もしそうしてくれれば、褒美に三日間の盆休みをやってもいいぞ。
でもな、途中で一度でも籠を地面につけたら盆の休みは取り消しにするが・・・・。
どうだやってみるか。」
「へえ、おらも自分の力を試してみてえと思っていたところで、いいですだ。
やってみんべえ。」
九助は腕まくりをして、ムクッと力瘤を自慢そうに作って見せた。
「よ～し。男と男の約束だ。天王さまの日になってやっぱりやめるなんていうなよ。」
「わかりやした。
では早速ですが、三日間の盆休みは今日からとらしてもらいやす。
前借りでさ。」
と言うと鍬を放り出してさっさと街に遊びに行ってしまった。


つづく・・・

はぁ～・・・文字打ちが意外とつらいのだわ＾＾；
自分の考えた文を打つのは楽だけど、人が考えた文章を打つのって面倒＞＜（爆
ということで明日以降に話は続きます＾＾




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