地形ダイビングとはドロップオフや壁、溝や穴を楽しむダイビングの事を一般的に指すようで、水中遺跡なども地形ダイビングの一種かもしれません。 山登りの様に、山頂からの山並みを楽しんだり、聳え立つ崖を下から眺めたりするところは登山との共通点が多くあります。しかし洞窟に入ったり、溝をすり抜けたり、ドロップオフに吸い込まれたりするのは、スキューバダイビング特有の楽しみ方かもしれません。
いつ楽しめるの?
地形は夏も冬もオールシーズン楽しめるダイビングです。 風向きによって夏場だけ楽しめるポイント、冬場だけ楽しめるポイントと分かれてきますが、沖縄本島、チービシ礁、慶良間諸島には多くの地形ポイントが点在するため一年中楽しめます。
地形ダイビングの楽しみ方
■光のカーテン
夏の正午頃、真上から差し込む強い日差しが穴の中に入り込むと、光のカーテンが現れます。 特に穴や溝の多いポイントでは、太陽が一番高くなる正午近辺に潜りたいものです。 陸上は焼けるような暑い日ざし、でも洞窟や溝の中は暗くひんやりと感じ、キラキラ織り成す光がなんとも幻想的なひと時を与えてくれます。
真夏の正午ごろ、光のカーテンが降り注ぎます
■シルエット
キンメモドキやハタンポの子供といった魚たちが、薄暗い洞窟の中で、ライトに照らされながらきらめくのも夏の地形ダイビングの醍醐味でしょう。 穴の中からは、ブルーの海をバックに、魚たちのシルエットが動き回る様をゆっくりと楽しみたいものです。 夜の水槽に入ったようなそんな気分にさせてくれます。
洞窟の入り口で群れに出会うことがあります
■ドロップオフ
高さ50mの崖から飛び降りる感覚・・・これはダイバーだけが楽しめる感覚でしょう。 地形ポイントの特長のひとつは、透明度が良い事。 抜けている時には30m~50mの透明度になる場合があります。 運良く透明度の良いときにドロップオフをダイビングすることができたら、体全体で海のすばらしさを感じられるのではないでしょうか? ブルーの海に吸い込まれる感覚は、少し怖いものですが一度味わうと忘れられない感覚となります。
出会える生物
シルエットのところでご紹介したキンメモドキを初め、アカマツカサやハタンポ、イセエビといった洞窟の住人から、ネムリブカからキンチャクガニ等の小物まで、水中ライトがあれば、大きな生物から小さな生物まで観察することが可能です。
地形ダイビングの代表ポイント
チービシ礁
神山島 ラビリンス
慶良間黒島
ツインロック
男岩(ウガン)
座間味島 六番崎
座間味島 知志
久場島 南
屋嘉比島 トンネル
運瀬
渡名喜島
ブルーホール
沖縄本島
真栄田岬
万座ドリームホール
地形ダイビングに必要な器材
○水中ライトをぜひお持ちください。 携帯便利な大きさのライトを選ぶと、持ち運びに便利で必要なときにサッと取り出せます。 ライトの特性は広角なものが良いと思います。 穴の中を全体的に照らして見ることができるようなライトをお薦めいたします。
○シグナルフロートを携帯してください。 地形ポイントの多くはボートポイントです。 もしもの場合に携帯をお薦めいたします。
これから夏の日差しが強くなる季節、ぜひ様々な地形ポイントを楽しんでくださいね!
□地形を楽しめるコース
(海況により地形ポイントに入れない場合がございます。)
□慶良間1日ダイビング 毎日開催
12800円~
□渡名喜島遠征クルーズ 7月24日
19950円~
□ダイナミックな地形を楽しむツアー 宮古島ツアー2011年10月15日~17日
written by 木村俊明
この記事が「良い」と思ったらクリックしてね! ⇒パソコンの方 ⇒携帯の方 リベルテPCホームページ リベルテ携帯サイト