どんどん増えてく人混み紛れて
酔っ払っているうちに RUMIがステージへ
人気がある フロアの温度が騰がる
冷めつつあった オレの懐もアツくなってきた
なんせ「どうだか」目線で冷やかになってた
何故ならLIVEよりCDの方が完成度が
高くなっちまってる輩だと踏んでいたからだ
サクっと5~6曲で終わってしまった 終わった後
オセロで両隅を捕られて追いつめられる気分になった
ヤラれた 騰がった 今日1番のLIVEだった
夢や憧れじゃない 真っ直ぐに斬ったフロウで攻めてる
「あるモノを受け入れろゼロ思考」彼女にしか無い
独自の良い音楽を創ってます カッコいいです
そのまま太華→MSCいつもながらズ太いビートボクサーが
奏でるビーツに乗せるフリースタイル 漢 TAB001 PRIMAL・・・
ココもまた サクっと5~6曲で終わってしまった
いろいろなアーティストを一気に観れるのが
この手のパーリーの良いトコですが 深入れできないのが
残念なトコです ま お次は いよいよメインディッシュの
DJ BAKU「HYBRID DHARMA BAND SET」の幕が上がります
今夜は この流れに身を任せよう その前にフロアを離れ
軽く一服を入れよう 壁が熱気で濡れている 軽くビビる
ここから先は お手元の「DHARMA DANCE」のCD11曲目
ギャンギャンした音を鳴らしながら この画面を覗くべし
ステージの照明が眩しくなり バンドセットが走った
人混みを掻き分け乗り遅れながら着いたフロアの最後尾
耳が耐えれるギリギリの高音 叩き就けられるドラム
ウネリを巻いて弾けるストリングス 暗黒サイドのベース音
DJ BAKU得意のギュルギュル フロアはもちろんモッシュで
踊るヒト 暴れるヒト 飛ぶヒト
相当カオス・・・!
目の前に居た 黄色いパーカーの男が深くフードを被って
そのままモッシュの渦の中へ走って逝った
その隣では フラッシュライトをバチバチ浴びながら
アベックが このカオスの真っただ中でキスをしている
誰かが投げた冷たい残り酒が飛んできたり
気分が悪くなって帰るヤツや カレー喰ってるヤツもいる
オレはただ静かに この様々な光景を観ている
何かスゲえ
アッちゅ間に邂逅終了 このままフィナーレで全員集合の
10周年の記念写真撮影という仲良しぶりのナイスパーリーでした
音楽と言うフィルターを通じて 様々なジャンルや概念の壁を超えて
新しい発見を楽しむコトができる この「邂逅」と言う空間は
何時もながら ナイスで独自の「何かスゲえ」を魅せつてくれる
ウチも三十路を過ぎて「好きな音楽はHIPHOPです」を語ると
「コイツまだ意気がりてえ、みたいだぜ」みたいに悟られ
鼻で笑われるようになってきた
おいおい
HIPHOPは「意気がる」だけが自慢の音楽じゃねえぜ
この「邂逅」みてえに ジャンルを超えて新しい概念や発見を
音として自由に操れる 心底自由な音楽だから
「何でもやって良いぜ」「で、何からやる?」と言う
無茶苦茶さが勘違いに繋がりやすく 経験不足が創るHIPHOPは
ケツが軽い音楽になりやすい 結果 理想と現実が懸け離れた
「意気がる音楽」になってしまうケースが多い
実際 この国でのHIPHOPの歴史は まだ浅く若い
だからチャラい連中が多いのも事実だ で その一方で
時代に試され求められ残されてゆくHIPHOPもあり
厳正された売れる売れないにジャッジされつつ
生き残りを賭けて更に進化している
ただの意気がりと言う誤解は これから理解される
全てが「これから」の希望の音楽なのよ
だからHIPHOPは主張し続ける
で
一番のポイントは そのアーティスト自身が
産み落とした希望であるCDや皿の完成度である
と 思いきや その希望を超えられるか 嘘か本当か
生身のLIVEにフロウがあるか?
これが全て
・・・・・・>2008・・・・・・・・・>2009・・・・・・・
今年も終わり 来年もきっと皆 それぞれが それぞれの
希望を 追い 求め 争い 諦め 繰り返しを繰り返し
それでもヒトは 自分の人生を切り開こうと 歩み続ける
希望と共に人生は行く 到達するのではなく
超えなくてはならない
2008 <完>
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