春男のご飯をヒルズのi/dからnowフィッシュに変えてから、春男の皮膚や軟便はすぐに改善されて行った。
ブラッシングが大好きだったから毛並は綺麗だったけどフケが出やすくて、特に瞼が腫れぼったかった。太ったのもあるけど、顔も全体的にむくんでる感じだった。
フィッシュに変えてからは、元々の凛々しいシュッとした顔になって、軟便も改善されて春男も快適そうだった。
ご飯の量もちょっとずつコントロールして、
6.2kgあった体重も少しずつ減って5kg台に戻ってくれた。
春男はとにかく食いしん坊で、みーちゃんのご飯も人間の食べ物も食べたがった。
体に悪いからあげなかったけど、賢くて手先が器用な春男は常に盗み食いするタイミングを狙っていた。
最初の争奪戦になったのは春男がうちに来て3ヶ月ぐらいの頃、私が大好きなシュークリームを食べている時だった。
忘れもしない、セブンのWシュー。
袋を開けた瞬間に春男と目が合って、いつものように『ウーナー!』と鳴いてやって来た。
『ヤバイ!』と思って立ったまま食べる事にした。
一口食べた瞬間に春男が膝に手をかけてよじ登って来るんじゃないかと思うような勢いだった。
急いで食べようとしたんだけど、セブンのWシューはカスタードクリームが普通のより柔らかいし、春男の手の振動で床に落ちてしまった。
慌てて床に落ちたシュークリームを回収したけど、春男は『今だ!』と必死に食べようとしてちょっとクリームを食べてしまった。
絶対うちに来る前に食べた事があると思った。
美味しい物だとわかってるから、何が何でも食べたかったんだろうな。
ちょっとぐらいなら食べても大丈夫だとは思うけど、春男の場合は性格的にちょっとでも食べさせたら全部食べようとするだろうから食べさせない方が良いと思った。
食べたがる物があまりにも多過ぎて、人間用の食べ物を日常的に食べてたような気がした。
私の予想だけど、カリカリとかも量を量らず適当に置かれてたんだと思う。多分お水もちゃんと飲めてなかったんじゃないかと思う。
うちは昔からヘルスウォーターの水入れを使ってるから、春男にもヘルスウォーターを用意したんだけど、うちに来た時あまりにもすごい勢いで水を飲むから腎不全なんじゃないかと心配した。健康診断は異常なかったから大丈夫なんだけど。
病院で預かってもらってる間もよく水飲むなとは思ってたけど、あんな美味しそうに水飲む子は初めて見た。
ララちゃんもクリーム系やチーズが大好きだった。
でもララちゃんは春男みたいに全部食べようとする事はなかったから、私が食べる前にちょっとあげていた。
腎不全で危ない状態になった事もあって、IBDもあったから、いつまで生きられるか分からないし、大丈夫な範囲内で出来るだけ好きな物を食べさせてあげたいと思っていた。
以前お世話になっていた病院で食欲がない時は危険な物以外は食べたがる物をあげて良いと言われていた。
私もすごい調べてたけど確かに食べなくなると本当に命に関わるから、例えばネギ類とかチョコレートや刺激物以外、塩分が高くない物ならちょっとぐらい大丈夫だし、むしろ食べる量が減る事の方が良くないという事もあると思う。
ララちゃんはきっと出来るだけ長生きしてくれたと思うから、それで良かったと思う。
最後のお見送りの時は、うちにあるチーズを全種類一緒に持って行った。
春男の場合は、ちょっとだけが出来ないし逆にあげる事が命取りになる気がしたから、どうしてもゴネる時はカリカリをちょっと手からあげる事にしていた。
そうしたら意外とあっさり落ち着いていた。
賢い子だから言葉がわかっていたのかも知れない。
次回はみーちゃんのその後について書く予定です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
先代猫ララちゃんのブログは、
『ララの歩み』
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