この週末、宮城県は石巻市へ行ってきました。
メインの目的は、母校の大学祭である石鳳祭へ行ってくること。
これはもう、卒業してからも毎年のように行ってますから。
同級生のやつらとは行き違いだったようで。
メールだけの連絡に終わっちゃいました。
ただ、卒業研究でお世話になった先生と話ができたのでよかったかな。
あとは大学の事務の通称アキヨシさんとも話ができたし。
卒業して10年経つってのに覚えててもらってホント感謝です。
石巻といえば、当然「3.11」の被災地なわけで。
住んでいた場所がどうなっているのかを確認するのも今回の目的。
半年以上経ってから見に行ってどうするのかって気もしたけどね。
自分の目で見ておかないといけないと思いまして。
色々なところに行こうと思いましたが・・・ダメでしたね。
最初に市役所と立町のあたりを車で走りまして、そのあと中瀬へ。
中瀬というのは、石ノ森萬画館があるところ。
これが萬画館ね。
俺が住んでた頃は萬画館はなくて、岡田劇場というこじんまりした映画館がありました。
そこに行ったら岡田劇場がなくなっててね。
きれいな更地になってましたよ。
もうね、それだけで泣きそうで・・・
まわりを見たら、傷跡はしっかり残ってましたね。
これは萬画館から市内のほうを写したやつ。
拡大しないとわからないかもしれないけど、橋のガードレール(っていうのかな?)が壊れてて。
船も陸にあがっちゃってます。
1か所でこういう光景が見れちゃったらね・・・
ほかのところに行くのが怖くなっちゃって。
ほぼ放心状態ですよ。
この写真を撮ったのは10月9日です。
震災直後ではなく、半年以上経ってるんです。
1人で行ってたら、間違いなく泣いてましたね。
昨日の夜に家に帰ってきて、撮った写真を整理してたらこんなのもありました。
左の後ろに見えてるのが萬画館ね。
で、その向かいに教会があったんです。
行ったときは全然気付かなかったんだけど、けっこう斜めになってますよね。
この写真で言うと、右のほうから津波が来たんだってわかるくらい。
ここの後に大学に行ったんだけどね。
行く途中の広い空き地だったところに被災自動車の山があったり、瓦礫集積所があったり。
仮設住宅もたくさんありましたね。
もし大学生の時にこの被害に遭ってたらどうしてたんでしょうね。
乗り越えられたかどうかわからん。
ただ、現実として、乗り越えてる連中が今回の石鳳祭を作ってる。
石鳳祭実行委員のOBとして、仮に俺たちと同じことをやったとしたって今年のやつらのほうが強い。
いや・・・そんなことないかな(ちょっと負けず嫌い)。
でも、これからの人生で「強くなる要素」にはなる。
石鳳祭実行委員会のみなさん、お疲れさまでした。
石巻在住の人、大学関係者、学生さんも。
これからは、がんばるところはがんばって、手を抜くところは手を抜いて、甘えるところは甘えながら生きていきましょう。
生きていれば、どうせ1人じゃないんだし。
他人の手を借りたっていい。
サバだしラーメン美味しかった。
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