りなの独り言

人間界で生活している妖怪の日々記録です。

この記事に偽りあり

2016年12月30日 13時14分02秒 | 日記
「どうせすべてを忘れてしまう」認知症の人と時を重ねることの意味とは?

全員とは言わないが、姑との生活はそれこそ『無駄』であった。
忘れるどころか、私のことを「使い人」(使用人)と言ってた。

自分の父親の名前を呼び捨てにして、「○○男がいない! 私をおいてどこへ行った?お前、(私のこと)知ってるんだろ!」と、
何度 怒鳴られて、殴られたか・・・

約8年 自宅で介護して、やっと特養に入るとき、
問診でも、私のことを「兄の嫁です。でも前は囲い者(愛人)ですよ。」と紹介してた。

つまり、姑は自分がどっかのセレブで、私は姑の兄の後妻として入り込んだ女中だと思っていたようだ。

人さまの畑に入り込んで勝手に作物をもって来たり、徘徊中にスーパーで万引きしたり・・・

全部私が謝罪行脚していた。


姑は私に憎まれ口を言い続けて亡くなった。
介護を始めて12年経っていた。


「どうせ忘れる」のは、認知症の人間だけではない。
私がそれだけの介護をしていたのに、姑が亡くなったら、
表札の私の名前だけ消された。(姑はそのまま夫の隣に名前を書いてあった)
そして、「もう いらないから。 家族だとは思っていない」と・・・
私が介護を続けたことを夫は忘れてしまったようだ。
生活費も5万しかくれなくなった。


生活費足りないというと「子供じゃないのだから、もっと働けばいいだろ?」


母に相談すると、「離婚したら?」と・・・
そんな私に元夫は「離婚してやるから、慰謝料や財産分けはないぞ。」と、1円ももらえなかった。

認知症の介護は、虚しい。
何も残らなかった。


自分の時間も無くなった。夢だったこともあきらめたのに・・・
体力も無くなった。今から夢をかなえることはもうできない。
お金も無くなった。 子供の学費 全額私が払ったからね。

今の私は なにも持っていない。
生きていても仕方がない。

でも、両親がまだいるので、死ねないでいる。ただ それだけだ。


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