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わがまま きまま そのまんま

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創作劇場 ☆恋ゆらり☆ 第七章

2007年06月17日 | みんなの創作劇場



もう一度


もう一度・・・もう一度愛してください。

全身全霊で私の海を泳いだあの時に。。。

もう一度愛してください。

ふたりが朽ち果てるまで泳いだ海の深さほどに。。。

もう一度愛してください。

終わりのない無限の世界で。。。


桜も散った頃。

大久保爺 「お坊ちゃま、良かったですね 、あのお見合い、どうなるかと心配していましたが。」

優 「本当だ、思わぬ所で、大名トメさんのいいお相手が出来て良かったよ。。。」

大久保爺 「凛様とお坊ちゃまが、ご一緒になられた暁には、トメ様はお坊ちゃまの義理のお姉さまになられるのですね。。。」

優 「おおっ!、それはそれで・・・でも、トメさんがヨメさんよりはいい・・・ 」

大久保爺 「蘭丸様とトメ様は、近頃では、もう子供を作る事でお忙しいらしいですよ 」

優 「ええっ!子供を作る あの二人がぁ」

大久保爺 「は、はい」

その頃、青野家では・・・・・

青野オヤジ 「君が・・・い、いや・・・」 ソヌもどき

優の母 「なんやの?」

青野オヤジ 「あ、ああ、いいんだ・・・」 もっかい、ソヌもどき

青野オヤジ 「君が、あの蘭丸君とトメさんに、子供が出来たらなんて言うから、あの二人は、子供が欲しくなって、大変らしいぞ」
      
話を薦めるため、ソヌもどきを休憩。

優の母 「そ、そんな」ヨンスもどき

青野オヤジ 「・・・・・あ、ああ、大丈夫だ・・・どうもコウノトリを探しにアフリカへ行ったらしい」

優の母 「ふわぁ~~~~~~?」


とある、公園での昼下がり

凛「優さん、なんだか あなたとは変なめぐり合わせね」

優「ああ・・・そうだね」 ソヌもどき

凛「だって 最初は goo ・・・じゃあ~なかったわ
最初は あの満員電車 。その帰りにまた 電車 で・・・」

優「ああ・・・」 またもソヌもどき

凛「そして その後が 残業帰りに・・・偶然が3回もあったのよ。昔読んだ本の中に・・・『偶然が3度重なるとそれは偶然ではなく必然だ』by 7
って、書いてあったわ」

優「ああ・・・」 3度目も、ソヌもどき

凛「ちょっと、優さん、さっきから 聞いてると「ああ・・・」しか言ってないじゃない 」

優「あっ 、凛さん、ごめん」

凛「どうしたの!? 何かあったの!?」

優「・・・実は・・・」

凛「もう~じらさないで、早く言って」

優「君さあ~・・・アフリカへ行った 蘭丸兄さんとトメさんの事なんだけど・・・」

凛「え”っ!?蘭丸兄さんとトメさんの事?」

優「音信不通になって あれから1カ月だよ。どこで どうしているんだろう?」

凛「優さんって、優しいのね。でも、大丈夫よ。だって、蘭丸兄さんがついているんですもの」

優「え”っ 」

凛「優さんは知らないかもしれないけど、蘭丸兄さんは探検家なの」

優「え”え”っ探検家?」

凛「そうよ!その世界じゃあ~名の知れた探検家よ!昔、インディー・ジョーンズに憧れて、7歳の時に初めて家出して、13歳の時には 世界一週をしてたわ」

優「え”え”え”っ~~~~?」

優と幸せな日を送っていた凛に、トメとコウノトリを探しにアフリカへ行った 蘭丸から手紙が届いた。。。


前略、お元気ですか?
今、トメさんとアヘアヘ言いながら、サバンナの中で、コウノトリを探しています。
手に負えないお嬢様かと思いきや、案外、世話女房のように色々、気付いてくれて彼女といると 心がまったり和んできます。
思わぬ出合いでしたが、僕にとっては、初恋で、こんな幸せがあるとは、、、、正直、夢のようです。

凛、今までありがとう。。。
僕達は小さい頃に両親を亡くし、それでも二人で歩いて来たよね。
おしゃまで、いつも僕の後を子犬のように付いて来た君だけど、就職し、日に日に輝いて行く君は、もう僕より他の人に寄り添い、頼っていたよね。
ちょっと、寂しかったよ。。。

でも、優君に会って、今は君に拍手を送りたい、と思っています。。。

さあ、今度からは、競争だよ、どっちが幸せになれるかな?

僕も勝つ自信はあるよ 。
君の花嫁姿、なるべく早くみたいなぁ~~~~。

サバンナの夕日に可愛い妹の幸せを願っています。

世界一幸せな兄より

兄、蘭丸からの手紙を貰った凛は、その手紙を、穴が開くほど何度も何度も読み返していた。

凛「そうだわ。。。アフリカに居る 兄さんにお返事書かなくっちゃ」


前略、お兄様 お元気ですか?
お手紙 拝見させて頂きました
お兄様も トメ様もお元気そうで、なによりです。
凛も、優さんと元気にやっていますので 安心して下さいね。

あのトメ様が世話女房のように、甲斐甲斐しくお兄様のお世話をしてらっしゃるのですか!?
それは凄い事ですね。
やはり、お兄様への 愛の力 でしょうか・・・
女は男次第って昔から言いますものね
凛は、お兄様が 何処で暮らしていようとも幸せに暮らしてさえいてくれたらそれでいいの。
なんだかお兄様のお手紙読んでいると凛まで。。。
心が優しくなっていきます。

お兄様、どちらが幸せになれるか・・・ですか!?
そ、そ、それだけは・・・お兄様でも「譲れない」ですことよ。

お互い、愛する人を大切に頑張りましょうね。

お身体とトメ様を大切にして
アフリカの奥地で 「あへあへ」頑張って下さいね。
また お会い出来る日を楽しみにしています。

あなたの可愛い妹 凛より


凛と蘭丸の手紙のやりとりを知らず、トメはおとーたまとおかーたまに手紙を出していた。


おとーたま、おかーたま

今、アチキはサバンナの真っ只中にいるでごわす。
おとーたまとおかーたまには、ちゃんとした挨拶もしないで、アヘアヘばかりで ごめんでごわした。

この地にいると、何故だか心が和みますだに。
サイやらぞうやらハイエナやらの「ぶるるん ぶるるん」という言葉が何故かアチキには理解でき・・・
毎日が楽しいでごじゃる。

もうしばらく、この地にいますだに。

おとーたま!おかーたま! 
また 書きますだに。


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