インドのカタック舞踊☆東京ガラナ

インド古典舞踊「カタックダンス」舞踊家、振付家の前田あつこのブログです。カダムジャパン主宰。atsukathak.com

Sept

2010-05-06 | 公演案内 performance
”大きな舞台の枠も見えなくなるぐらい躍動的でした。皆様の技もさることながら、踊りたいというパッションが踊り手の数だけつむじ風となり、インドの赤土が砂塵となって舞い上がっているかに思えました。皆様が、アー!!!、羨ましいです。皆様の踊心にナマステ。”

帰宅したらこんな素敵なメッセージが
あらまぁ、どうもありがとうございます。
良かったね,シーシャちゃん達。頑張った甲斐があったネ

超満員の世田谷パブリックシアター。
午後から舞台裏につめて、楽屋で準備して、稽古場でウォームアップして。
たった5分の上演なのだけれど、何度もミーティングを重ね
スタッフも万全の準備をしてくださり、今日の日を迎えました。

天使の羽が可愛いちっちゃなバレリーナさん達、
妖精さんみたいに髪の青い人や、真っ赤なボディコンの人、青いスパンコールのドレス、
おばあちゃん達のフラダンス、アフリカの太鼓を抱えた人たち、剣を振り翳すグループ。
あちこちに様々な人たちが居て、それぞれ熱気に満ちている・・・そんな空間で。
インド系の出演者はCocoさんたちのボリウッドとカタックのKadamb japanが今年初参加だとか。
Sept10年目にしてKathak初上演とは誇らしい出来事です☆
何度も上演し育ててきたKadamb Japanの"TARANA"ですが、こんな大舞台への挑戦は初めて。
私自身、3F建ての客席の劇場で踊るのは初めてのことだったと思います。
子供を出演させたのも初めてでした。しかもインド人でね、可愛かった(^-^)

区民団体向けに無料開放された空間とはいえ、か・な・り本格的。
照明、音響、舞台監督、制作、進行、司会、記録・・・全てはプロフェッショナルワーク。
私の手打ち公演では到底準備できないクオリティです。
5分間に集約するのははじめ短いなと思ったけども作品のディティールにこだわり創り込めるのもいい勉強でした。


蒼い光の中、満員の客席に無音でナマスカール。

広い広い舞台を駆け回りながら様々なフォーメーションをつくってゆきます。
私達が大好きなコンポジション、タラナ。
振付もメンバーも新しくて、全員そろっての練習も少なかったし難しかっただろうなって思うけど
みんなとっても頑張って、今私達が出来る最高の舞台に仕上がったんじゃないかしら。


私は"生きた劇場"を肌で感じて凄く感動しながら、今まで教わった知識の全てを生かすべく妙に冷静に踊っていました。
高さにどう対応したら良いのか知らなくて、宇宙みたいに黒い大きな空間に対して私の身体は小さすぎて、
どうしたら3Fまでエナジーは飛んでゆくのか研究中のまま
大味になりがちな振付のひとつひとつを懸命に自分らしさに引き戻す・・・
スポットライトで視界をさえぎられ見えないお客様の表情を手探り、感覚を研ぎ澄ませる。
そんな瞬間、ちゃんとサムで拍手が湧き起こり「あ、これで伝わってるのかな?」と
背中を押されました
後から感想を聞くと結構細かいところまで皆様観ていて下さっているのですよね。
どこまで出来たかは恐いけど後日VTRでcheck正直、まだ客観視できておりませんので
インドではこのスタイルの劇場に出会わなかったからな。本当に貴重な経験となりました

スペースカバーは随分勉強しているけれどSoloで10m×10mはカバーできなかったと思うから
今日は舞台上と客席から見守ってくれたシーシャちゃんたちの存在がとっても大きかったな

「きれいだね」といって貰えるのを目指して日々稽古を重ねる私たちのグループ。
「上品だねという声を聞いて少しホッとして、次はそのまたひとつ上を目指して
「感動した」って言って貰えるところまで成長してゆければ良いなと思います

お越しくださった皆様、サポートしてくださった皆様。
本当にどうもありがとうございました

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